ココマイスターの財布が気になってる。特にコードバンの財布は高いし、何が違うのか教えて欲しい
今日はこんな感じのお悩みを持つ方に向けた記事を書いていきます。
ぼくはココマイスターのブライドルレザー財布を7年ほど使って、その後さらにココマイスターのコードバン財布に買い替えました。
ココマイスター最高!
革靴にもこだわりまくりな革製品大好き男として、ココマイスターのコードバン財布について徹底的に解説していきたいと思います。
ココマイスターはコスパ最強の革製品ブランド
まず、ココマイスターについて簡単におさらいです。
ココマイスターは日本の革製品ブランドでして、こんな感じの特徴があります。
ココマイスターの特徴
- 革質が良い
- エイジング重視
- 品質に対して安い
- 永年修理保証付き
- 日本の熟練職人が手作り
日本最強コスパの革製品ブランドだと思ってOKです。価格と品質のバランスが良い意味で崩壊してます。
特にオススメなのが財布ですね
ココマイスターは全商品、コスパは本当に間違いなく良いです。が、本格革製品なので、やっぱり鞄とかはまぁまぁ高いです。
それに比べて、財布なら安いもので2~3万円くらいから買えます。しかも基本的に毎日同じものを使うので、利用頻度も高いです。最初に買うなら財布をオススメしますね。
ココマイスターの財布の最高峰:コードバンコレクション
ココマイスターの財布で最も売れているのは、「ブライドルインペリアルウォレット」に代表される「ブライドルレザー」という革を使ったモデル。
ブライドルレザーはもともと馬具に使われていた革でして、水に強く耐久性もあることなどが特徴です。
ココマイスターにはブライドルレザー以外にもいろんな革を使った財布がありますが、その中でも最もハイグレードなのが「コードバン」という革を使った財布です。
コードバンは馬のお尻から取れる「ダイヤモンド」
コードバンは馬のお尻から取れる革。
- キメが細かく美しい
- 使い込むほど光沢が出る経年変化
- 耐久性に優れ、長期間使用できる
- 農耕馬の現象から非常に希少性が高い
こういった特徴があり、あまりの美しさと希少性から「革のダイヤモンド」や「キングオブレザー」などと呼ばれます。
革のキメがとんでもなく細かくて滑らか。しっとりとした質感をしており、使い込むほどに深い光沢が出てきます。
そんなわけで多くの最高級革製品に使用されまくり。
ぼくのように革製品大好きな人なら、誰もが1つは所有したいと願ってる憧れの革です
ココマイスターのコードバン財布は主に3種類
そんな最高品質の革である「コードバン」を使った財布が、ココマイスターでは主に3シリーズ展開されています。
ココマイスターのコードバン財布
- シェルコードバン
- コードバンクラシック
- マイスターコードバン
1つずつ簡単に解説します
ココマイスターのコードバン① シェルコードバン
外装 | シェルコードバン |
内装 | シェルコードバン |
価格帯 | 約 8〜12 万円 |
まずはココマイスターの財布で最高級の「シェルコードバン」シリーズから
外装は「ホーウィン社」のシェルコードバン
コードバンをつくる会社には、世界的に有名な会社が2社存在します。
- ホーウィン社
- 新喜皮革
このうち「ホーウィン社」がつくるコードバンは、「シェルコードバン」という商品名で知られてます。
というわけで、ココマイスターの「シェルコードバン」シリーズはこのホーウィン社のシェルコードバンを外装に使用しています。
シェルコードバンの特徴
- 最初から深い光沢がある
- ムラ感がありラフな表情
- しなやかで透明感に優れた質感
- 世界で最も希少性が高いコードバン
シェルコードバンの特徴はこんな感じ。
このあと紹介する「新喜皮革」のコードバンに比べると、柔らかくカジュアルな印象がありますね。
内装にもシェルコードバンを使用
現在展開されているモデルでは内装にもシェルコードバンが使われています。
内側まで最高級の革を使っているので、見た目から手触りから、高級感が半端ない。
ちなみに以前は内装がヌメ革でできているモデルもあったんですが、現在は販売されてないみたいです
おすすめモデル:シェルコードバン・アーチデューク
世界最高峰の革であるシェルコードバンの魅力を最大に引き出せるラウンドジップ型の長財布が良いかと思います!
そこでオススメなのが、すべての革財布の最高峰「シェルコードバン・アーチデューク」です。
全体にシェルコードバンを使った贅沢な一品。
内装・外装でカラーが変わることでコントラストに変化が生じ、財布を開くたびに特別な幸福感を感じられること間違いなしです。
ココマイスターのコードバン② コードバンクラシック
外装 | 国産コードバン (新喜皮革 / レーデルオガワ) |
---|---|
内装 | アマンデルレザー |
価格帯 | 約 5〜9 万円 |
次は国産コードバンを使った「コードヴァンクラシック」シリーズです
外装は国産のコードバンを使用(たぶん新喜皮革)
ココマイスターでは、コードバンクラシックシリーズとマイスターコードバンシリーズに使用しているコードバンのタンナー(革業者)を明らかにしていません。
ですが
- 日本国内のコードバン供給事情
- ココマイスター公式の説明
- 実際の商品の品質・状態
これらを踏まえると、ホーウィン社に並ぶ世界的タンナーの「新喜皮革」のコードバンで間違いないと思います。
日本の姫路にある会社です。日本人として誇らしいレベルで世界的に有名。
新喜皮革のコードバンの特徴
- 経年変化に優れ使い込むほど光沢が深まる
- 全体的にむらが少なく丁寧で均一な表情
- カッチリして全体的にサラッとした質感
新喜皮革のコードバンにはこんな感じの特徴があります。
ホーウィン社のシェルコードバンに比べると、ムラが圧倒的に少なく全体的にシック・トラッドな印象です。
キッチリしたものが好きな方は新喜皮革のほうが気に入るかと思います
仕上げはおそらく「レーデルオガワ社」
そしてココマイスターでは新喜皮革のコードバンの中でも、「レーデルオガワ社」が仕上げを行ったコードバンを使用していると思われます。
レーデルオガワ社はコードバンの仕上げのみを専門に行なっている会社でして、こちらも世界的に有名。
「水染め」などと呼ばれるコードバンをつくっていることで知られてまして、
レーデルオガワ社の特徴
- 経年変化が大きい
- 透明感が大きく深い光沢がある
- 全体的に整った印象で美しい表情
- 深い濃淡があり明るさで表情が変化
こういった特徴があります。
新喜皮革のコードバンの中でも特に経年変化が大きくて鮮やかな風合いが良い感じです
内装はイタリア産皮革「アマンデルレザー」を使用
ココマイスターではコードバンクラシックシリーズの内装に使ってい革を明らかにしていません。
が、見た目等の情報からベルギーの有名タンナー「マシュア社」のアマンデルレザーで間違いないと思います。
オイルがたっぷり浸透した革でして、
アマンデルレザーの特徴
- しっとりとした質感
- 経年変化は大きくない
- 全体的に均一で落ち着いた印象
こんな感じの特徴があります。
シックで大人な雰囲気。落ち着いたイメージの財布が欲しい方にオススメですね
おすすめモデル:コードバンクラシック・ソードダンサー
コードバンクラシックシリーズは大人なイメージがとても強く落ち着いた雰囲気。
その雰囲気を活かすためにも、薄型の長財布モデル「ソードダンサー」がオススメです。
マチが無い薄型タイプで、これ以上無いシンプルでスタイリッシュな設計。スーツの胸ポケットにもスッキリと収まります。
それでいて小銭入れやカード入れが充実してて、十分な収納力。
カラーリングも「クラシックブラック」「クラシックボルドー」と落ち着いた色合いの2色展開。
大人の男が持つ落ち着いた雰囲気を財布にも求めるなら、コードバンクラシック・ソードダンサーで決まりです
ココマイスターのコードバン③ マイスターコードバン
外装 | 水染コードバン (新喜皮革 / レーデルオガワ) |
---|---|
内装 | ミネルバボックス / マットーネ |
価格帯 | 約 5〜7 万円 |
最後も国産コードバンを使った「マイスターコードバン」シリーズです
外装はおそらく「新喜皮革」&「レーデルオガワ社」
マイスターコードバンシリーズの外装も、コードバンクラシック同様、新喜皮革のコードバンかつレーデルオガワ社の仕上げで間違いないです。
同じ革を使っているので、外装の品質はコードバンクラシックとマイスターコードバンとで差がありません。
違いは色味。マイスターコードバンではポップで明るい色味を取り入れています。
「ブラック」「ボルドーワイン」といった落ち着いたカラーの用意もありますが・・・
上のように「グリーンプラネット」「ブループラネット」という鮮やかなカラーも展開しているのが最大の特徴です。
これらの色は使い込むごとに深みを増し、徐々に落ち着いた色味になっていきます。
最初は尖った明るい色だったのが、徐々に丸みを帯びた濃い色になり、深みを増していく。
男の人生を表現していると言っても過言じゃないですね。
革の経年変化を楽しみたい方には最高に向いてる革だと思います!
内装はイタリア産のミネルバボックスまたはマットーネ
内装の革も公式に明言はされていません。
しかしその見た目から、ともにイタリア産の「ミネルバボックス」「マットーネ」という革で間違いないです。
財布のカラーリングごとに使用されている革が異なり、以下の通りかと思います。
- ブラック:ミネルバボックス
- ボルドーワイン:ミネルバボックス
- グリーンプラネット:マットーネ
- ブループラネット:マットーネ
どちらの革もオイルをたっぷり含んで、かつシボ加工がされた革でして、
各革の特徴
- しっとりとした質感
- 傷に強く、使うほど色が濃くなる
- 落ち着いた雰囲気
という特徴があります。
経年変化が楽しめる革なので、革好きの方にはぴったりです
おすすめモデル:マイスターコードバン・ハイフライヤー
マイスターコードバンの特徴はなんと言っても経年変化!
そこで外装&内装の経年変化をともにMAXで楽しめる、非ラウンドジップの長財布「ハイフライヤー」を絶対的にオススメします。
特にグリーンプラネット・ブループラネットは最強にオススメ。
徐々に変化する革の風合いを数年かけて楽しめる、大人の男にピッタリの逸品です!
ココマイスターのコードバン財布の選び方
ここまでココマイスターのコードバン財布をシリーズ別に紹介しました。
でも「よくわからん」って方のために、各シリーズがどんな人に向いてるか、簡単にまとめてご紹介します。
ブランド力&高級感重視ならシェルコードバン一択
こんな人にオススメ!
- 知名度が高いものが欲しい人
- 高級感MAXな財布が欲しい人
- カジュアルだけど品のある財布が欲しい人
知名度や高級感ならシェルコードバンシリーズがNo.1です。
内装まですべて最高品質のシェルコードバンが用いられたモデルもあり、所有欲や満足感を満たしたいならこれ以上のものはありません。
革の性質上、カジュアルさを感じさせるのも魅力の一つ。それでいて品はあるので、遊び心のある大人の男性にぴったりです。
シックな雰囲気を長く楽しむならクラシックコードバンで決まり
こんな人にオススメ!
- 落ち着いた雰囲気の財布が欲しい人
- シンプルで色気のある財布が欲しい人
- 明るい色が苦手、シックな色が好きな人
とにかく落ち着いた雰囲気の大人な財布が欲しい方ならクラシックコードバンシリーズを選びましょう。
内装&外装はシックなデザイン・色味にこだわってつくられています。
それでいて、普通の革財布には無い深い光沢・高級感を醸し出してくれる。
主張はせずとも大人の色気を出してくれること間違い無し。遊び終わって落ち着いた大人の男性にはピッタリです。
革の経年変化を本気で楽しむならマイスターコードバンが神
こんな人にオススメ!
- 鮮やかな色も好きな人
- 革の経年変化が好きな人
- 革の手入れを楽しめる人
定期的に手入れをし、徐々に変わっていく財布の表情を楽しむならマイスターコードバンが最高です。
内装&外装に経年変化しやすい革が採用されています。
最初は明るめの色味の革が多いですが、手入れをしながら使い込めば、徐々に深みのある落ち着いた色味に変化。
最高の品質のものを手間ひまかけつつ長く使い、徐々に変わる財布の表情を楽しめる大人の男性にはぴったりです。
ココマイスターのコードバンはマジで入手困難
上の方で軽く触れましたが、コードバンはとにかく希少な革です。
そもそもコードバンのもとになる農耕馬の数が少なすぎます。コードバンの生産量は年々減る一方なんです。
そのためシェルコードバンをつくってるホーウィン社なんかは、販売先の会社を絞りまくり。
そういった事情から、ココマイスターのコードバン財布もかなり希少。
実際、この記事を書いてる2021年8月7日現在、コードバンコレクションの財布全13モデルのうち販売中なのは半分以下の5モデルのみ。
欲しい財布が販売中だったらマジでラッキー。一期一会なので、絶対買ったほうがいいですよ
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ココマイスターのコードバン財布、実は予約不可。
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まとめ:ココマイスターのコードバンは至高!大人の男のための財布
ココマイスターのコードバン財布
- シェルコードバン
- コードバンクラシック
- マイスターコードバン
ココマイスターのコードバン財布は主に上記の3シリーズが展開中。
どれも品質がとんでもなく高くて、最高にオススメです。
少し値段は張りますが、大人の男にピッタリの財布。これを買ったら5〜10年ほどは買い換えなくてもいいんじゃないでしょうか。