住宅会社選びで絶対に見るべき7つのポイント

家造り第一章・土地&住宅会社選び編

住宅会社を選ぶ7つのポイント
小野

こんにちは、小野です

注文住宅を建てるなら、住宅会社選びってマジで大切じゃないですか。

一生に一度の夢のマイホーム、絶対失敗しないよう、住宅会社は慎重に選びたい。

それなのに住宅会社って全国に10万社以上あって、選ぶの大変すぎてヤバいですよね。

最初は素人ですし、何を基準に判断すれば良いかもよくわかりません。

ぼくは家族を幸せにするため、何十冊も本を読んで勉強し、かつ実際に何社も住宅会社を比較してきました。

その中で、住宅会社を選ぶ上で絶対に注意すべきポイントを5つ見つけたので、今回はそれを紹介したいと思います。

住宅会社を選ぶ際に絶対確認すべき7つのポイント

住宅会社を選ぶ際に絶対確認すべき7つのポイント
小野

住宅会社を選ぶの大切なポイントがあります

それが以下の7つ。

住宅会社選びのポイント

  1. 住みたいエリア
  2. 住宅会社の種別
  3. 標準の住宅性能
  4. 採用したい工法
  5. 標準仕様の内容
  6. 設計士&現場監督数
  7. インテリアデザイン

住宅会社選びのポイント① 自分が住みたいエリアで建てられる会社か?

小野

多くの場合、これが真っ先に影響してくるんじゃないでしょうか

自分が住むエリアに無ければ、その会社で家を建てることはできないですからね。

おおよそでもいいですから、まずは住みたいエリアを絞り込むことをオススメします。

住宅会社選びのポイント② 住宅会社の種別は自分に合っているか?

小野

住宅会社の種別も大切です

注文住宅を建てられる会社には、大きく分けて3つの種類があります。

注文住宅を建てられる会社

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 建築設計事務所

これらはそれぞれ特徴が全く異なります。それを踏まえて、自分にあった種類の会社を選ぶことが重要です。

各種別の特徴は以下の記事で解説しているので、参考にしてください。

住宅会社選びのポイント③ 自分が求める住宅性能を標準で満たせるか?

小野

次は家にどのくらいの性能を求めるかを考えるべきだと思います

住宅性能」には様々なものがあると思いますが・・・特に重要視されることが多いのは、以下の3つです。

  • 耐震性能
  • 断熱性能
  • 気密性能

※ 他にも「換気性能」とかありますが、上述の3つだけ考えれば、他の性能値は比例してくると思うので割愛してます。

地震大国に日本に住む以上、地震にどれだけ強いかは気になる方が多いですよね。

耐震性能は許容応力度計算によるものかが重要

笑顔のサラリーマン
住宅会社

うちは耐震等級3(最高性能)が標準!地震には強いですよ!

住宅会社をめぐるとマジで全部の会社がこういうこと言ってきます。

これ、鵜呑みにしてはいけません。耐震等級の計算方法には種類があるからです。

多くの木造2階建て住宅に採用されている「壁量計算」での耐震等級3は信用できません。

より正確な計算方式である許容応力度計算により耐震等級3を取得していることが重要だと思います。

ちなみに・・・

3階建て以上の木造住宅や、鉄骨造鉄筋コンクリート造の住宅許容応力度計算(または同等以上の精度の計算方式)が義務付けられているので、あまり心配しなくてもOKです。

また大手ハウスメーカーもしっかりした構造計算がされているケースが多いです。この辺は大手ならではの安心感があるところだと思います。

「冬は暖かく、夏は涼しい家」に住みたいなら、気密・断熱性能が重要

耐震性能は各社が力を入れているので、大失敗は少ないかもしれません。

その一方で、失敗しがちなのが断熱・気密性能です。

業界的に過渡期なこともあり、現在は住宅会社ごとによってかなり性能に差がある状態です。

  • 普段から高性能な家を建てている会社は、坪単価が高めになる。わざと性能を落としてコストカットはほとんどしない。
  • 普段から性能の低い家を建てている会社は、坪単価は低めになる。経験が少ないので、性能の高い家は建てられない。

って感じの背景があり、会社ごとにおおよその性能は決まってきます

全然気にならないから住宅会社に任せたい

ヤドカリ
家探し民

断熱等級4を取ってればいいよ

ヤドカリ
家探し民

絶対HEAT20のG3は欲しい!

ヤドカリ
家探し民

このように様々な考え方があると思います。

自分がどれだけの性能を求めるか、基準を決めておくことをオススメします。

そのために必要な基礎知識は下記の記事でご紹介したので、よろしければ参考にしてください。

住宅会社選びのポイント④ 自分の要望を満たせる工法で家を採用できるか?

小野

次に決めておきたいのが工法です

例えば、木造住宅と鉄骨住宅をそれぞれ見積もってもらったとしても、正確な比較はできません。

なぜなら、

  • 住宅性能
  • 建築費用
  • 耐久年数

などなど、こういった様々なことが工法によって全く違ってくるからです。自転車と車を比較するようなものなので無意味だと思います。

最低でも「木造か、鉄骨造か、鉄筋コンクリートか」くらいは決めておくことをオススメします。

ちなみに、ぼくは「木造」の「軸組工法」を会社選びの必須条件としました

住宅会社選びのポイント⑤ 家に求める仕様を標準で採用しているか?

小野

自分が求める住宅の仕様についても考えておきましょう

ただし

  • キッチン
  • お風呂
  • トイレ

などの住宅設備系の重要度は低めです。

なぜなら、住宅設備はお金さえ払えばどの住宅会社でも同じものを入れられるからです。コストに多少の差は出ますが、住宅全体で考えるとそれほど大きな影響はありません。

標準仕様を見る上で重要度が高いのは、建材や施工内容です。

  • 断熱材に何を使うか
  • 防蟻処理は何をするか
  • 床は塩ビか、無垢材か
  • ベタ基礎か、布基礎か
  • 基礎断熱か、床断熱か
  • 屋根断熱か、天井断熱か
  • 外壁の耐用年数は何年か
  • 内壁はクロスか、塗り壁か
  • 壁量計算か、許容応力度計算か

このように「どんな素材を使って、どのような家を建てるのか」を確認しておくべきだと思います。

その会社の標準外の仕様を採用すると、施工に慣れていないため、仕上がりがイマイチになる可能性が高いです。

もし絶対に採用したい仕様があるなら、なるべくそれを標準採用している会社を選ぶことをオススメします。

住宅会社選びのポイント⑥ 設計士&現場監督の人数と年間棟数のバランスは適正か?

小野

意外と見落としがちなところだと思います。

まず設計士(建築士)や現場監督の人数

人数が少なすぎる場合、1人あたりの負担が増えてしまい、丁寧な仕事ができません。より良い設計や、正確な現場管理ができなくなってしまいます。

逆に人数が多すぎる場合、会社全体で人件費が増えてしまいます。そのコスト結果的に建築費の上昇を招き、割高になってしまいます。

次に年間の建築棟数

棟数が少なすぎる場合、1棟あたりの利益率を上げなければいけません。そうなると当然、同じ家を建てても割高になってしまいます。

逆に棟数が多すぎる場合、1棟あたりに割ける時間が減ります。丁寧な仕事からは遠ざかり、より良い家を建てられなくなってしまいます。

つまり、重要なのは設計士&現場監督の人数と年間建築棟数のバランスです

小野

これは完全に個人の感覚ですが・・・

丁寧な仕事をするなら、設計士や現場監督が1人で担当できるのは年間5〜10棟くらいが最もバランスが良いと思います。

1人あたり1〜4棟の会社は建築設計事務所寄りですね。密に対応してくれますが、建築費(坪単価)が高いです。

1人あたり11棟以上の会社は規格住宅寄りです。家は安いですけど、提案内容に不満を感じるかもしれません(経験談です)

気になる住宅会社には「御社は年間で何棟くらい建てるんですか?」「設計士や現場監督の方は何名くらいいるんですか?」と聞いてみましょう

住宅会社選びのポイント⑦ 好みのインテリアデザインを得意としているか?

小野

最後に、デザインについても気にしておきましょう

インテリアなんてどうでもいい」という人なら気にしなくてもいいですが・・・多くの人はそうではないですよね。

せっかくなら、オシャレだったり、カッコイイ家がいいじゃないですか。

住宅会社ごとに得意なインテリアデザインがあります

インテリアが苦手な会社に、オシャレな家は建てられません。いつも和風住宅を建てている会社に、フレンチシャビーなインテリアはつくれません。

施工事例をよく見て、自分好みの施工例が多い会社を選ぶことをオススメします。

まとめ:住宅会社選びでは、最低でも7つのポイントを確認しよう

住宅会社選びのポイント

  1. 住みたいエリア
  2. 住宅会社の種別
  3. 標準の住宅性能
  4. 採用したい工法
  5. 標準仕様の内容
  6. 設計士&現場監督数
  7. インテリアデザイン
小野

住宅会社選びで注意すべきポイントは上記の7つです

夢のマイホームを建てるわけですから、住宅会社選びはマジで重要。絶対に手を抜いてはいけません。

最低でも上記のポイントは確認してください。そうすれば、失敗する確率は大きく下がるはずです。

特に性能部分など、施主として勉強が必要なところも多々あって難しいと思います。

以下の記事で紹介した本を読めば理解できると思いますので、ぜひ参考にしてください。

他にも「土地を一緒に探してくれるか」とか、人によっては今回紹介した以外にも重視する点があると思います。

自分で重要と思う所があれば、そういった部分も遠慮せず住宅会社に聞いてみるといいですよ。

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