こんにちには、小野です
前回まで、小野家の要望書シリーズとして、住宅会社に提出した要望書の内容を紹介してきました。
これらの要望を踏まえ、ぼくらは以下の3社にファーストプラン(1stプラン)を作成いただきました。
今回から、各社のファーストプランの内容をご紹介したいと思います。
まずはルームメイツのファーストプランです。
ちなみに、最終的にルームメイツはお断りしたので、却下された間取りってことになりますね
ルームメイツの1stプラン:広さのせいで予算がヤバい
さっそくプラン(間取り)をご紹介します
ちなみに提示された際の様子はこちらの記事に少し記載しています。
というわけで、まずはプランの全体像からご紹介。こんな感じです。
このプランを見て、ぼくらが感じたポイントは以下の6つ。
ルームメイツの1stプラン
- 延床40坪、予算オーバー
- 玄関から和室に直行可能
- 玄関からパントリー直結
- バルコニーはいらないかも
- ワークスペースの位置が微妙
- シアタールームが狭いのは論外
POINT① 延床40坪、予算オーバー
間取りを見るのに慣れている方は、一目で「この家でけぇな」とわかったことでしょう。
今回のプラン、なんと延床面積が39.8坪もあるんです。
デカすぎwww豪邸かwww
小野様のご要望をまとめると、どうしてもこのくらいの広さになってしまうんです
とはいえ・・・ねぇ?
1階に関しては、19畳のLDKに、4.5畳の和室が隣接。押し入れなんかも入れると25畳のスペースができています。
たしかに広くて素敵な間取りです
ですがこれだけ広いと、当然ですが坪単価的にも予算が膨れ上がり、結果的に
予算を700万円オーバー
です。ちょっと減額調整のレベルじゃないので、床面積を削るしかないですね。
POINT② 玄関から和室に直行可能
上述した通り、LDKに隣接する形で和室があります。
こちらの和室、以下のようにLDKを通らず玄関から和室へ直行できる間取りになってます。
何で直行できるようになってるんですか?
お坊さんが来たときに便利なんです
お坊さん動線www
と思いましたが、たしかによく考えてみると、
- 小学校の家庭訪問時に、LDKを見せずに和室に案内して話ができる
- 宿泊をする来客が、LDKを通らずにトイレや浴室に行ける
- 親と同居になると、1階にあるので親の部屋として最適
こんな感じのメリットがありますね。
お坊さん動線、あながち馬鹿にできません
POINT③ 玄関からパントリー直結
2.2畳の広めのパントリーがありますね。
こちらはぼくらの要望がよく反映されてまして、広さもそうですが、こんな感じで玄関から直接パントリーに入ることができます。
しかもワークスペースを経由してキッチンにもそのまま向かうことができます。
さらに洗面室とも繋がっていて、和室とかも含めると複数の回遊動線が入り組んだグルグル回ることができる間取りになっていますね。
おそらくこの動線計画がこの間取り最大の特徴です
これは家事楽動線!!好き!!
ただし回遊動線にしたことで、肝心のパントリーの収納力は落ちてしまってます
以下の画像の通り、実質的に3マス分(尺モジュールなので1マスは約91cm)の収納となり、スペースの割には収納力は高くありません。
POINT④ バルコニーはいらないかも
2階にバルコニーがありますね。
これ・・・いらなくない?
うん、いらないね
要望書には記載していませんでしたが、ぼくら夫婦で話した結果、バルコニー不要説が出てきました。
というのも、小野家では洗濯はすべて乾燥機ですし、布団は布団乾燥機ですし・・・。
実際、今の賃貸マンションでも大掃除の時くらいしかバルコニーに出ません(つまり年に1〜2回)。
それでいて維持管理も大変なので、バルコニーはいらないかなって思いました。
しかもこの間取りだと、将来的に主寝室と子供部屋を仕切ったとしても、バルコニーを介して繋がってるよね
うーん、それは嫌かも
POINT⑤ ワークスペースの位置が微妙
これはぼくじゃなく、みたらしから出た意見だったんですが・・・
ワークスペースの位置が微妙です
理由は主に以下の3つ。
- 洗濯の音がうるさそう
- 後ろから人が出てくる
- LDを見渡せない
洗濯の音がうるさそう
洗濯機ってわりとうるさいですよね・・・。
ワークスペースが洗面脱衣室と隣接していますので、仕事中に気になりそうです。
オンライン会議とかしてて音が入ったら最悪です。
後ろから人が出てくる
ワークスペースは先ほど紹介した回遊動線に組み込まれています。
特にワークスペースの後ろ、パントリーから人の出入りがあるのが気になったようです。
仕事中、いきなり人が後ろから出てきたらビックリします・・・
オンライン会議中に後ろに家族が映り込んでしまう可能性もありますし、たしかにちょっと嫌ですね。
LDを見渡せない
ワークスペースはLDKから半独立していて、多少の籠もり感があります。
ただしその分、キッチン以外は死角になっており、LDを見渡すことができません。
子供の様子が一切確認できないのは不便な気がします
POINT⑥ シアタールームが狭いのは論外
ぼくは書斎兼シアタールームについて「8畳は必須」と要望しました。
しかし・・・今回の間取りでは6.7畳になってますね。
論外です
- スクリーンのサイズ
- スピーカーのサイズ
- プロジェクターの投影距離
- スクリーンからの視聴距離
「8畳」ってのは、上記を考慮しての数字です。
そのため、これらを踏まえた上で「6.7畳でも大丈夫ですよ!」と言う提案があるなら良いんですが、それもありませんでしたからね
論外です
総合的に言って、悪くないけど微妙な間取り
全体的に悪くはなかったんですけどね
回遊動線はキレイでしたし、要望もおおよそ取り入れられてます。
ですが、肝心の
- シアタールームが狭い
- ワークスペースが微妙
この2点が足を引っ張り、あまりときめきませんでした。
さらに予算を700万円もオーバーしてしまったことで、評価は微妙なものとなりました。
以前紹介しましたけど、ルームメイツの営業担当、教育実習さんが
この間取りで予算内に収まったら、当社に決めてくれますか?
と言ってました。
700万円超えの値引きはすごい魅力的ですが・・・
仮にルームメイツと契約してたとしても、今回紹介した間取りでは建てなかったと思います。
まとめ:最終的にお断りした幻の間取りです
ルームメイツの1stプラン
- 延床40坪、予算オーバー
- 玄関から和室に直行可能
- 玄関からパントリー直結
- バルコニーはいらないかも
- ワークスペースの位置が微妙
- シアタールームが狭いのは論外
ルームメイツの1stプランはこんな感じでした
最終的にルームメイツはお断りしたので、実際に建てることはなかった幻の間取りですね。
ちなみに、みたらしがこんなことを言ってたのが、個人的には印象に残ってます。
教育実習さんも、この間取りを作ってくれた設計さんも、リモートワークしたこと無いんだと思う
リモートワークしたことあるなら、こんな場所にワークスペースは持ってこないはずでしょ
つまりは想像力だとか、思いやりが足りなかったってことですかね。難しいものです。