こんにちは、小野です
前回は、ワク土地Eを買うにあたっての最後の懸念点を解消するため、現地を訪れた際の話をしました。
今回はその直後、ザブトンと待ち合わせて事務所に行き、ワク土地Eに買付の申し込みをした時ことを書きたいと思います。
買付証明書の提出時に希望価格や時期も指定できる!
では、買付証明書に記入をお願いします
かしこまりました!
事務所に到着すると、ザブトンが必要書類をたくさん持ってきて、さっそく記入を促されました。
買付証明書には、その物件の情報を含めて様々な内容が記載されています。
それに加えて、自分でも氏名・住所とか個人情報をいろいろ記入をするわけですが・・・
特に重要な点として、以下のような項目があり、買主としての希望を書くことができます。
- 引渡し時期
- 購入金額
- その他条件
ここに記載した内容が売主側に伝わり、それをもとに売買交渉をしていくわけです。
上の記事で解説した通り、引渡し時期を伸ばしたいのであれば希望時期として記載できます。
また購入希望金額についても、販売されてる価格より安い金額を指定することも可能です。
それ以外にも、売主側に条件をつけたい場合は書き加えることができるはずです。
このように、買主として「こういう条件なら買います」という意志を明確にするのが買付証明書です。
ぼくらが指定した買付条件とその理由
ワク土地Eって、値引き交渉とかイケそうですかね?
あまり値引きには応じなさそうです
現在の販売価格も「最近100万円値引いたばかりなんだよね」と言っていました
なるほど・・・
事前にザブトンにお願いして、売主様側の不動産会社に探りをいれてもらってました。
最近値引きしたばかりということで、ちょっと雲行きが怪しいですね。
ちなみにワク土地Eが売り出された時期ってわかります?
7月みたいですね
今から3ヶ月ちょっと前。
つまり、これは推測ですが・・・
- 7月に売主様が専任媒介契約を不動産会社と締結。今よりも100万円高い金額で売りに出す
- 条件的に3ヶ月経っても売れず、最近になって媒介契約を更新する
- 売れなさそうなので、媒介契約の更新とともに100万円の値下げ
こういう流れだったんじゃないかなと予想しました。
売主様の希望条件そのままでは売れないと判断
実は前回、マイ仲さんと見に来たときも、他社の不動産会社を1社見かけていたんです。
そして今日も、現地を見ている間に2社の不動産会社が現地を見に来ていました。
最近100万円ほど値下げしたとのことで、注目度が上がったのか、ワク土地Eはそれなりに人気のある物件です。
しかし、売主様の希望条件は下記の通り。
- 契約後、最大半年は引渡しを待って欲しい
- なるべく今の家にそのまま住んで欲しい
- ただし、築25年の軽量鉄骨造の家
- しかも、2世帯住宅で延床50坪
- 土地だけより割高な価格設定
この条件をすべて飲んで買うことのできる人はそうそういないと思います。
事実、7月に売り出してから3ヶ月以上、売れなかったわけですし。
ただ・・・はっきりしたことは聞けませんでしたが、他にも申込を検討されてる方がいるみたいですよ
とのことでしたが・・・それなりに交渉の余地はあると考えました。
そこで、4つの条件を提示することに。
提示条件① まずは値引き交渉。2桁万円の値引きを提案
今の売出価格でも、一応予算内ではありますが・・・
以前ご説明したとおり、ワク土地Eは
- 軽量鉄骨造の古屋あり
- 古屋が50坪と大きい
- 道路と高低差がある
という物件なので、解体・造成にそれなりの費用がかかると見込まれます。
つまり
できる限り安く買いたい
というわけですね。
そこで、思い切って2桁万円ほど値下げした価格を買付証明書に記載しました。
提示条件② 手付金を20万円に減額w
手付金の目安は100万円ほどです
無理ッス
土地の売買交渉をする場合、手付金が必要です。
目安としては100万円とのこと。しかもこれ、現金で必要なんですね。
無理です。
お忘れかもしれませんが、我ら夫婦は(それなりに世帯収入があるのにもかかわらず何故か)貯金が50万円しか無いというお恥ずかしい状況。
そこで、手付金を20万円にしていただけるよう条件を提示しました。
手付金が安ければ、買主・売主双方にとって「手付解除」がしやすくなります。そのため双方にとってイーブンな条件に思われますが・・・
実際には、買主都合での解約のほうが多いでしょうから、実質的にぼくに有利な条件と言えるでしょうね。
提示条件③ 引渡し時期は条件付きで売主の希望を飲む
値引きを要望する代わりに、基本的に売主様側の「最大で半年、引渡しを待って欲しい」という希望は飲むことにしました。
どうせ、住宅会社の選定やプランの作成もしないといけないですし・・・
何より今すぐ買っても、来年4月の保育園入園には間に合いませんからね。どうせ引越しは再来年の4月に向けてです。
ただし・・・最大で半年と言いつつ、契約後に「やっぱり来月に引渡します」とか言われても困ります。
そこで
- ●月中
- ●月●日から2週間以内
- ●月●日から●月●日までの間
など、どんな形であれ引渡し時期をある程度は特定することを条件としました。
提示条件④ 設備の補修等は不要
今回、売主様はあくまで中古戸建てとして売却しようとしています(建物部分の評価額を盛り込みたいわけなので、当然そうなりますね)。
中古戸建として売る場合、
- 住宅設備に不備があった場合、それを補修してから引き渡す
- 引き渡し後に不備が見つかった場合、売主の負担で補修する
売主側は通常、上記のような責任を売主様が負うことが義務化されます。
しかし今回、ぼくは解体して新築するつもりですので・・・
建物側に不備があっても、どうせ壊すので関係ありません。
そこで、通常は課される売主様側の義務を一部免責することを交渉材料にしました。
売主様にとって有利な条件を盛り込んだわけですね。
交渉を少しでも有利にするため・・・直筆の手紙を用意!
というわけで、ぼくらは下記のような条件で買付証明書を提出しました
- 2桁万円の値引き
- 手付金を100万円→20万円に値引き
- 引渡し時期は売主の要望に沿うが、時期をある程度特定すること
- 設備補修等、売主側の義務を一部免責する
これは割とぼくらに有利になるよう条件を提示しておりますので・・・
ぼくだったら断ります。笑
そこで、売主様の心象を少しでも良くするため、売主様宛の手紙を用意しました。
手紙って、もらうと嬉しいですよね。
ぼくですらそう思うんですから、25年住んだお家を売ろうとしている売主様の年代であれば、なおさらじゃないでしょうか。
これはぼくの実体験でもありますが・・・
仕事上でも、60代以上の方が相手のときは、直筆の手紙(挨拶状や年賀状を含む)を書くと交渉や営業がうまくいくことが多いです。
ちなみに、手紙を書いた際に気をつけたポイントについては改めて紹介しようかなと思います。笑
住宅ローンの事前審査も提出
買付証明を出すに当たって、住宅ローンの事前審査も通す必要があります
本来、本命の土地が出る前に事前審査を通過しておくのがベストだったんですが・・・
結局、同時になっちゃいましたね。
これはぼくの失態です、完全に
競争率が高い物件だと、事前審査がまだ終わってないと戦うことすらできずに終了ってこともあります。
これを読んでいるあなたには、土地探しを始めたら早めに事前審査に出すことをオススメします。
で、今回ぼくが出した銀行は以下の3つです
- 千葉銀行
- 常陽銀行
- 群馬銀行
すべて地銀です。
住宅ローンについて詳しく解説すると長くなるので書きませんが・・・
- 注文住宅に対応(つなぎ融資等)
- 夫婦ともに育休中でもOK
- 金利などの条件がなるべく良い
などの条件から、上記3つの銀行をぼくがピックアップして、ザブトンに事前審査の申込用紙を用意してもらっておきました。
今回はぼく&みたらしのペアローンを想定しているので、その前提で用紙に記入します。
まとめ:あとは待つだけ!ドッキドキやん!
とまぁこんな感じで、人生初(そしておそらく最後)の土地の買付証明書を提出してきましたよ!
- 2桁万円の値引き
- 手付金を100万円→20万円に値引き
- 引渡し時期は売主の要望に沿うが、時期をある程度特定すること
- 設備補修等、売主側の義務を一部免責する
その際、上記の条件を提示しました。どうなりますかねー。
土地の買付も住宅ローンの事前審査も・・・あとは待つだけです!
ドッキドキですねぇ〜。
もろもろ、細かい部分はザブトンとも綿密に相談しました。
任せてください!
と言ってましたし、期待して待つことにしましょう・・・!
それにしてもドキドキしますね・・・!