こんにちは、小野です
前回はかなり細かくなってきた修正要望をご紹介しました。
いやーかなりプラン決めも大詰めを迎えてる感がありますね
そんな前回の打ち合わせから約1ヶ月後・・・!
9回目のプラン打合せをZoomで行いました。今回はその内容をご紹介します。
ちなみに前回から1ヶ月も経ってしまったのは、間に予算関連や契約関連の打合せを挟んだからです。その辺については、また改めてまとめて記事化しようかなと思ってます。
徐々にブログ時間が現在に追いついてきました!!
修正図面とさらなる修正要望まとめ
では前回の打ち合わせを踏まえて作成された間取り図を御覧ください
以前から要望しているにも関わらず、修正されていない部分が散見されます・・・。
前回も直って無くて「次回までに直してね」って言ったにもかかわらず、それでも直ってない部分もあったりと、ちょっと呆れてきました。
確かに細かい修正点が増えてきたので漏れることもあるかもしれませんが・・・こういうのはちゃんとして欲しいですね。
さて、すでに指摘済みの箇所を除いた、新規の修正要望は以下の通りです。
修正要望
- 階段室の窓をどうにか大きく
- 保険として玄関脇に地窓追加
- トイレ前の廊下をドーム天井に
- 冷蔵庫脇の柱を移動し飾り棚に?
- パントリーの壁で磁石を使えるように
- 屋根材を瓦からガルバリウム鋼板に変更
修正要望① 階段室の窓をどうにか大きく
前々回の打合せで、階段室の窓を西から南に変更してもらうよう依頼しておりました。
しかし「構造的に難しいかもしれない」と言われてて、確定できていなかったんです。
まだ正式な構造計算の前なので、確かなことは言えないのですが・・・やはり、この位置に大きな窓を設置するのは難しいかもしれません
ぐぬぬ
南側の窓が小さくなるのは(ショボいから)嫌だ!
こんな感じで、半分の大きさじゃダメですか?
そもそも、階段室の窓を南側に設けたい理由は以下の2つ。
- 日射取得
- 玄関の明るさ確保
南側に窓を設けることで日射取得に有利に働きます。
また階段室を通して玄関ホールまで光が落ちて、明るい玄関になるはず。
窓の大きさが半分になると、それぞれ半分の効果しか得られません。
外観もショボくなりそうですし、できる限り窓の大きさをキープしたいんです!
金属製筋交い「コボット」で窓を大きくできる?
では「コボット」を使うのってどうですか?
なんですそれ?
コボットというのは株式会社国元商会が製造販売している建築部材で、簡単に言えば金属製の筋交いみたいなものです。
開口部に使えば、構造的な強さを維持しながらも窓を設けることができます。
ただし窓の前に金物が来ますので、窓だけと比べると少しだけ美観は損ないます。こんな感じです。
「気にならない」という人もいるんですが・・・どうです?
これは・・・ちょっと気になりますねw
あまり美しくないので、できることなら使いたくありません。
YKK APの「FRAME II」は使えるか?
前々回「構造的に難しいかも」と言われたわけですが・・・そのまま「はいそうですか」と引き下がるぼくではありません。
ちゃんと自分でも、構造的な問題をクリアする方法を探しておりました。
YKK APの「FRAME II」って使えますか?
ああ、あれですね
YKK APの「FRAME II」は、簡単に言えば窓などの開口部に通常の壁と同様の耐震性を持たせることができる建築部材です。
実際の商品としては、株式会社タツミが「J-耐震開口フレーム」として販売しています。
これを使えば、少しだけサイズは小さくなるものの、通常通りに窓を設置することができます。
上述したコボットのように、ブサイクな筋交いも不要です。
使うことはできますし、確かにこれを使えば構造的な問題をクリアできる可能性はありますが・・・
が?
高いですよ?
ぐぬぬ
優先順位をつけて、構造計算結果に基づいて対応することに
まとめると、今ある選択肢はこんな感じ。
- 普通に窓を設置
- コボットを施工
- FRAME IIで窓を設置
- 諦めて窓を小さくする
いろいろ議論したものの、結局は「構造計算に回してみないと確定できない」という結論に。
僕らの優先順位としては
- 普通に大きな窓を設置
- コボットを使い大きな窓を設置
- 諦めて小さな窓を普通に設置
こんな感じ。FRAME IIは予算的に難しそうなので断念です。
上記の中から、構造計算の結果に応じてなるべく優先順位の高いものを選択するようにしたいと思います。
修正要望② 保険として玄関脇に地窓追加
上述の通り、階段室の南側に窓を設ける目的の1つは玄関ホールの明るさ確保です。
構造計算の結果によっては大きな窓を設置できないかもしれないので・・・
保険として、玄関部分に地窓を追加することにしました。
玄関ドアの隣のこの部分に地窓を設けます。
高さは30cm前後になると思いますが、明かり取りとしては十分なはずです。
修正要望③ トイレ前の廊下をドーム天井に
玄関ホールから洗面室につながる、1階トイレ前の廊下をドーム天井にすることにしました。
Rの垂れ壁はよく見るのでご存じの方も多いと思います。
一方でドーム天井は、全面にRがかかった天井のことです。
こんな感じです
初めてツリーハウジングを訪問した際に見学したモデルハウスに、このドーム天井があったんですよね。
上記の画像でもわかるかもしれませんが、ペンダントライトの光が反射して、とってもキレイだったんです。
それを見たみたらしが、これまでに2回くらい
クルってなってる天井、かわいいよね
って言ってたので、ずっと我が家でも採用できないか考えていたんです。
玄関ホールから洗面室までの廊下がベストな位置だと思いまして、今回、依頼することにしました。
修正要望④ 冷蔵庫脇の柱を移動し飾り棚に?
冷蔵庫脇にある柱が邪魔なので、キッチン横に移動するように依頼しました。
木造軸組工法で耐震性を確保しようとすると、柱の位置に制限が発生します。
この冷蔵庫脇の柱も、耐震性の確保のために必要とのことだったんですが・・・
普通に邪魔ですよね
我が家では現在、容量514Lのフレンチオープンな冷蔵庫を使っています。
フレンチオープンてのは、こんな感じで両開きになるタイプの冷蔵庫です。
冷蔵庫の脇に柱があると、柱側の扉が90度以上開かなくなります。
そうなると中のものは取り出しにくいですし、冷蔵庫内の棚の取り外しが困難なため、清掃性も悪くなります。
そこで、柱をキッチン側に移動できないか相談。それでも構造的には問題ないとのことでした。
キッチンからの視界に柱が入るのはベストとは言えませんが、冷蔵庫が使いづらいよりは良いです
また、どうせこの位置に柱が来るなら・・・
以下の画像の通り、あえて柱をもう1本追加し、飾り棚にしてはどうかと考えました。
イメージ的にはこんなん
これなら可愛くなる気がする!
柱の追加で費用がどうなるか、見積もりください
かしこまりました
修正要望⑤ パントリーの壁で磁石を使えるように
パントリー南側の壁面を一部、マグネットボードなどの磁石を使える壁にしてもらえるよう依頼しました。
これはもう単純に、便利そうだからです。
子供関連の手紙・書類など、磁石でとめとくと便利なものってあるじゃないですか。それがキッチン近くにあるって最高だと思うんです。
この位置なら来客からは見えないので雑然としててもOK。
回遊動線に隣接しているのも使いやすいんじゃないかと思います
修正要望⑥ 屋根材を瓦からガルバリウム鋼板に変更
ツリーハウジングでは、屋根材の標準は瓦とガルバリウム鋼板のどちらかです。
当初ぼくらは、耐久性や見た目的な好みから瓦屋根を選択していました。
しかしガルバリウム鋼板に変更してもらうことにしました。
理由は、太陽光パネル。
予算的に新築時に載せるのは難しいのですが・・・将来的に太陽光発電用のパネルを載せるかもしれません。
- 瓦+太陽光パネルだと屋根が非常に重くなり、耐震的に不利になりやすい
- ガルバリウム鋼板なら、将来的な設置の際に屋根に穴を開けずに済みやすい
太陽光パネルを載せるなら、ガルバリウム鋼鈑のほうが瓦に比べて上記の点で有利と考えます。
許容応力度計算をするので、その際に瓦+太陽光の前提で計算を回してもらえれば、耐震的な観点はクリアできるとは思います。
とはいえ、やっぱり屋根は軽いほうが安心かなと(屋根が軽いことによるデメリットもありますが、瓦+太陽光パネルは流石におもすぎるんじゃないかな?と)。
そして極めつけが後者。
瓦屋根で太陽光パネルを後付けする場合、
- 支持瓦を使う
- 屋根にボルトで固定する
の2択になるそう。
前者なら不要ですが、後者の場合は屋根に穴をあける必要があります。
絶対に支持瓦を使えるなら良いんですけど、そういうわけでもないらしく。
屋根に穴をあけると雨漏りリスクもあがりますし、それに伴ってメンテナンスも頻繁に必要になります。
そこで、太陽光パネルを後付けする場合でも高確率で屋根に穴を開けずに済む、ガルバリウム鋼板を選択することにしました。
まとめ:内装や外装に関する話題も増えてきましたね
修正要望
- 階段室の窓をどうにか大きく
- 保険として玄関脇に地窓追加
- トイレ前の廊下をドーム天井に
- 冷蔵庫脇の柱を移動し飾り棚に?
- パントリーの壁で磁石を使えるように
- 屋根材を瓦からガルバリウム鋼板に変更
今回要望した修正は上記の通り
最近ずっとそうですが、本当に細かい内容の打ち合わせが増えてきました。
それに伴い、予算的な部分とも向き合わべきときが迫ってきています。
そろそろ本格的に、何を諦めて、何を採用するのかを取捨選択しなければいけないときが近づいています。