お手入れ・靴磨き

【革歴10年】ラナパーのデメリット・メリットと使い方を完全解説してみた

革製のソファ
ラナパー最強ってよく聞くけど、少しくらいデメリットもあるでしょ
赤ちゃん
革靴ビギナー
実際ラナパーってどうなん?
赤ちゃん
革靴ビギナー

こういった疑問に、革靴のお手入れを始めて10年のぼくが答えます。

普段ぼくは

  • ワークブーツはマスタングペースト
  • ドレスシューズは靴クリーム

でお手入れをしていますが、これまで数々の革靴のお手入れをする中で、もちろんラナパーも使ってきました

その経験を踏まえてラナパーのデメリットやメリット、また使い方までを今回ご紹介できればと思います。

ラナパーはドイツ生まれの革用トリートメント

ラナパーはドイツで生まれたレザーケアトリートメントです。

「人間や環境に害のないメンテナンス製品」を目指して開発された商品で、現在も

最小の労力で最大の効果を

をコンセプトに製造、販売を続けています。

この辺は公式サイトに熱いメッセージが掲載されているので、ぜひご覧になってみてください。

公式

ラナパーの成分

ラナパーは天然成分100%でできた商品です。

ラナパーの主要成分

  • ホホバ油
  • ラノリン
  • 蜜蝋(ビーズワックス)
  • ワセリン

が主要成分となってます。

すべて天然素材、しかも化粧品として使える品質のもののみを厳選して配合されてます。

小野
とんでもなく革・肌に優しいのが特徴!

各成分の詳細は以下の通り。

主要成分① ホホバ油

カリフォルニアやメキシコなんかの砂漠地帯に生息する「ホホバ」という植物から抽出されるオイルです。

砂漠地帯でも水分を保って生き続けることができる植物。めちゃんこ保湿力高そうですよね。

ホホバ油の効果

  • 栄養補給
  • 保湿

効果はこんな感じ。つまり革を柔らかくして、その状態をキープしてくれるってことです。

またホホバ油はこのあと紹介する蜜蝋と同じく「ワックスエステル」の一種です。

ワックスエステルは人間の皮膚にも含まれている物質で、肌や革に優しく保湿効果も高いのが特徴。

このワックスエステルを生成できる植物は地球上でホホバだけらしいです。

小野
ホホバやべぇ

高級化粧品なんかにもバンバン使われてる成分です。

主要成分② 蜜蝋(ビーズワックス)

ミツバチの巣に含まれる成分を精製したものです。

難しいことを言いますと主に「パルミチン酸ミリシル」というワックスエステルの一種でできてます。

蜜蝋の効果

  • 保湿
  • 艶出し

人間の皮脂と同じように、革の表面に膜を作って水分や油分が抜けるのを防いでくれます

またロウ分特有の艶出し効果も期待できますね。

リップクリームやハンドクリームなどにも多用されている成分です。

主要成分③ ラノリン

羊の毛から抽出したオイルのことです。動物性のオイルなので革に馴染みやすい

ラノリンの効果

  • 栄養補給
  • バランス調整

ラノリンは革に浸透しやすく、奥の方まで栄養を補給してくれる効果があります。

また水分と油分のバランスを整える効果があるとのこと。

軟膏とかの薬品を作る際に、ベースとして用いられてます。

主要成分④ ワセリン

石油を精製して作られる成分です。

ワセリンの効果

  • 保湿
ワセリンならうちにもあるよ
男性
ワセリン持ってるマン

という方も多いはず。

わからん、という方も奥さんなんかに聞いてみてください。結構な割合であると思います。

小野
そのくらい幅広く使われてます

革から水分が蒸発するのを防ぐ効果があります。

赤ちゃんの皮膚にも塗れるくらい肌に優しい成分です

ラナパーの4つのデメリット

超優秀な成分のラナパーにもデメリットはもちろんあります。

ここではぼく的なラナパーのデメリットをご紹介。

デメリット① テカりやすい

ラナパーの主要成分の1つである「蜜蝋」は、いわゆるロウ分。艶出し効果の高い成分です。

油性靴クリームの王者「クレム1925」のベースにも使われています。

ちょっと塗りすぎただけですぐにビカビカになってしまうのが個人的にはデメリット。

光らせるのが好きな方にはちょうどいいかもしれません。

デメリット② べたつきやすい

ラナパーって実は90%以上が「ワセリン」でできてます

ホホバ油とかめっちゃ高価なので、数パーセントくらいしか含まれてません。マジでほとんどワセリン。

家にワセリンがある方はわかると思うんですが、あれ塗りすぎるとすぐにべたつくじゃないですか。

あれと同じことがラナパーでも起こります。

デメリット③ ニオイが気になる

ほとんどワセリンでできているため、石油由来の成分独特のニオイが少しします。

実際には肌に優しいんですが、ニオイがあるとちょっと気になりますよね。

デメリット④ 油焼けリスク

これもワセリンによるデメリットなんですが。

小野
ワセリンって酸化しやすいんですよ

よく化粧品なんかでも、

ワセリンを塗った状態で紫外線に長時間当たるとシミや黒ずみのリスクがある

なんて言われたりします。

ぼくはこれまでラナパーが原因でシミが発生したことはありませんが、一応頭の片隅に置いとくべきかなと。

ラナパーの4つのメリット

メリット① 肌に優しい

主要成分が

  • 最高級の化粧品にも使われるホホバ油
  • 赤ちゃんにも使えるワセリン

こいつらなので、圧倒的に肌に優しいですね。ぼくがオススメしているマスタングペーストよりも、この点ではラナパーが上な気がします。

有機溶剤も使ってませんので、敏感肌とかでお困りの方もラナパーならお手入れしやすいかもです。

メリット② 用途が幅広い

ラナパーはスエードやヌバック等の起毛素材には使えません

が、それ以外の革にはおおよそ使えます。

  • スムースレザー(普通の革)
  • エキゾチックレザー
  • エナメル、パテントレザー
  • 人工皮革、合成皮革

などなど。これら全部に対応できます。また、これら以外にも

  • 金属
  • 天然ゴム・合成ゴム
  • 木材

なんかにも使用できます。

小野
守備範囲広すぎて笑える

メリット③ 使用期限が長い

公式ではラナパーの「使用期限は5年」と定めてます。

上で解説した通り革製品以外にも使えるうえ、使用期限が長いので余裕をもって使いきることができそうです。

メリット④ これ1個でお手入れ完結

「テカりやすいのがデメリット」って上の方で言いましたが、艶出し効果もあるってのはメリットでもあります。

革製品にツヤを求める方ではあればちょうどいいですよね。

栄養補給から保湿、艶出しまですべてラナパーだけで完結できるのでお手入れが楽です。

ぼくがラナパーを使わない理由とラナパーをオススメできる人

ぼくは今、ラナパーを使ってません。革製品のお手入れは主にマスタングペーストで行っています。

革製品のお手入れはマスタングペーストが最強
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ラナパーを使わなくなった理由を一言でいうと「マスタングペーストの方が好きだから」です。

ぼくの場合ですけど、

  • 艶出し効果は不要
  • ニオイは無臭がいい
  • エキゾチックレザーは持ってない
  • 金属や木製品のお手入れは特に気にしてない

っていう考えでして。ラナパーを使う理由がないんですよね。

小野
決して効果とかに問題があったわけじゃないです

ぼくの使い方なら、マスタングペーストの方が総合的に優れてると感じてまして、ラナパーを使わなくなりました。

こんな方におすすめ

  • 艶出しも含めて1個で完結したい
  • エキゾチックレザーも持ってる
  • 金属とか木製品のお手入れもしたい
  • 買ったものは使いきりたい

こういったお考えの方であれば、圧倒的にラナパーはオススメできます。

ラナパーの使い方

ぶっちゃけマスタングペーストとか他のお手入れ用品と同じです。

  1. 薄く塗り広げる
  2. 時間をおいて馴染ませる
  3. からぶき&ブラッシング

これだけ。

マスタングペーストの使い方記事があるので、そちらを参考にしてください。

ワークブーツのメンテナンス方法
【年1でOK】ワークブーツが長持ちする手入れ方法

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「マスタングペースト」を「ラナパー」って脳内変換していただければOKです。

まとめ:ラナパーも圧倒的にオススメできるけどデメリットが無いわけじゃないよ

ぼく自身の使い方ではラナパーよりマスタングペーストが合ってたってだけで、ラナパーも圧倒的にオススメできる製品の1つです。

ただ「ラナパー最高!!」って持ち上げてるブログもたまに見ますけど、あれは良くないですね。

デメリットも把握したうえで使うことをオススメします。

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