こんなお悩みをお持ちの方のために、年に300日以上は革靴を履いてる革靴好きサラリーマンのぼくが、革靴の臭い対策について解説します。
革靴の臭い対策まとめ
- 臭いを除去する方法は主に5つ
- 普段からの予防の方が重要
- 特にローテーションとシューツリーでおおよそ予防可能
- 不安なら除菌スプレーを追加
革靴が臭くなる原因は雑菌の繁殖
革靴が臭くなる原因は雑菌の繁殖です。
雑菌も生物なのでうんこします（老廃物の排出）。
うんこって臭いじゃないですか。
雑菌が増えるとうんこの量も増えるんで、革靴が臭くなるってわけです。
革靴の臭い対策の基本的な考え方2つ
考え方① 臭いの原因を除去
もうすでに臭くなってしまった革靴の場合、
- 繁殖した雑菌をぶっ殺す
- 臭いの原因物質を取り除く
とにかくこの2つが重要です。
細菌を死滅させることで、臭いの原因物質が増えるのを抑えます。
そしてすでに靴に付着してしまった臭いの原因物質を取り除きます。
この2つの対策で臭いの除去が可能です。
考え方② 雑菌を増やさない
とにかく臭いが発生しないよう、あらかじめ気を付けることが大切。
その上でで重要なのが「雑菌を増やさないこと」です。
革靴の臭いを除去する5つの方法
まずは、すでに臭くなってしまった革靴の臭いを除去する方法をご紹介します。
① 除菌スプレー
【オススメ度：5 ★★★★★】
- 費用
- 効果の大きさ
- 即効性
これらのバランスが最も良いのが除菌スプレーを使う方法です。
圧倒的にオススメなのがモウブレイの消臭スプレー。シューケア用品界最強ブランドの1つなので安心して使えます。
スプレーして置いとくだけで秒で臭いが消えます。
香り付きなので革靴の嫌な臭いが気にならなくなります。四の五の言わずに今すぐ買ってください。
という方は無臭タイプのこちらもオススメ。
医療現場でも使われてる「有機ヨード」が主成分のスプレーなので雑菌を皆殺しです（たぶん）。
② クリーニングに出す
【オススメ度：4 ★★★★☆】
プロにクリーニングに出す方法です。
ある程度のお金はかかりますが、これが一番確実です。
業者によってはいろんなパターンのクリーニングを提供しています。
ですので依頼時に
とはっきり伝えましょう。臭い対策にベストなクリーニングを提案してくれるはずです。
③ 10円玉をぶち込む
【オススメ度：3 ★★★☆☆】
革靴に10円玉を何枚かぶち込んで放置します。
下駄箱にしまっておくときは常に入れっぱなしでOK。もちろん履くときは取り出しください。
（この行読まなくてOKです笑）理系出身ぽいこと言うと、金属イオンとしての酸化力の強さとイオン化傾向の強さのバランスがちょうどいいから殺菌力がいい感じになるって理屈です。難しいことはどうでもいいので忘れてOK。
理屈的には、サビて黒ずんでる10円玉よりキレイでピカピカな10円玉の方が殺菌力は大きいです。
④ 丸洗いする
【オススメ度：2 ★★☆☆☆】
自分で丸洗いする方法です。
プロにクリーニングに出すんじゃなく、自分でやろうぜって話ですね。
ボディソープとかでも大丈夫ですがオススメはサドルソープ。
洗い方はいずれ別記事で解説します。今はググってください。
⑤ 冷凍庫にぶち込む
【オススメ度：1 ★☆☆☆☆】
冷凍庫に革靴をぶち込んで雑菌を皆殺しにする方法です。
革靴に繁殖する雑菌は基本的に低温には耐えられません。ジップロックとかに革靴を入れて冷凍庫で氷漬けにしてやりましょう。
革靴への負荷が高そうですし、手間もかかるので個人的にはあまりおすすめしない方法です。
なおこの方法を実施するには超重要な工程が2つあります。
工程1：完全に乾燥させる
靴が湿っている状態で冷凍庫に入れると、当たり前ですが水分が凍りつきます。
革の繊維がぶっ壊れるなど、かなりのダメージが加わる恐れがあるので必ず完全に乾燥させてから冷凍庫に入れましょう。
乾燥のさせ方
- 新聞紙などを革靴に入れる
- 風通しのいい日陰に置く
- 靴底が空気にさらされるように置くとなおよし
- この状態で2〜7日間ほど放置
こんな感じでOK！
工程2：嫁の理解を得る
冷凍庫の力を借りたくなるレベルということは
そんな靴を冷凍庫に勝手に入れたら、どう考えても嫁が怒り狂います。怒髪天です。
ちゃんと事前に理解を得た上で実行に移しましょう。
革靴の臭いを予防する方法
続いて、革靴が臭くならないように予防する方法をご紹介します。
雑菌が繁殖しないようにすれば革靴は臭くなりません。
臭いを除去するより予防するほうが簡単です。
予防法① ローテーション
【重要度：5 ★★★★★】
革靴の臭いを予防するには雑菌が繁殖しない環境を維持することが最も大切。
そのために一番有効なのがローテーションです。
足は1日にコップ1杯分の汗をかくと言われています。革靴を連続で履くと乾燥する事もできず、常に湿った状態になります。
複数の革靴でローテーションを組み、連続で履かないようにしましょう。
乾燥する時間を設けてやるだけで、かなり臭いを予防することができます。
最適なローテーションに必要な革靴の数など、詳細は以下の記事を参考にしてください。
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何足必要？履く頻度別・そろえるべき革靴の数と種類を徹底解説【具体例付き】
続きを見る
予防法② シューツリー
【重要度：5 ★★★★★】
次におすすめなのがシューツリー（木製シューキーパー）を使う方法。
ただし注意してほしいのが、
必ずこういう木製のやつを買ってください。除湿効果が期待できます。
画像引用元：楽天
こういう、プラスチックでできてるやつはゴミです。
シューツリーは湿気を吸収してくれるだけじゃなく、革靴の型崩れを防止してくれるなどの効果もあります。
予防法③ 除菌スプレー
【重要度：4 ★★★★☆】
ぶっちゃけ、
- 複数の革靴でローテーション
- シューツリー使う
この2つだけやってれば革靴は臭くなりません。少なくともぼくはそう。
それでも不安な方は定期的に除菌スプレーを使いましょう。
1週間〜1ヶ月に1回程度、気がついたときにスプレーするだけでかなりの予防効果が期待できます。
予防法④ サイズの合った革靴を買う
【重要度：4 ★★★★☆】
革靴のサイズが合っていないと、足は無駄に力が入った状態が続いてしまいます。
汗をかきやすくなりますし、そういった状態でかいた汗って臭くなりやすいです。
サイズの合った革靴を履けば変な汗をかくこともありません。
予防法⑤ 通気性のいい革靴を買う
【重要度：3 ★★★☆☆】
安価な靴はだいたい「セメント製法」で作られてます。
靴底を接着剤でくっつける作り方をしているので通気性が悪く、臭くなりやすい。
一方、通気性のいい革靴なら雑菌が繁殖しにくいため臭いも発生しづらいです。
通気性のいい製法
- グッドイヤーウェルト製法
- マッケイ製法
これらの製法で作られた革靴は構造的に通気性がいいのでオススメです。
予防法⑥ インソールを入れる
【重要度：2 ★★☆☆☆】
足は1日にコップ1杯分の汗をかきます。その大部分が足の裏からです。
- インソールを入れる
- 足の裏から出た汗をインソールに吸収させる
- 定期的にインソールを取り出して乾かす
こうすることで、雑菌の繁殖を防げます。
また万が一臭いが発生しても、インソールだけ交換すればOKです。
予防法⑦ 中を掃除する
【重要度：1 ★☆☆☆☆】
定期的に革靴の中を掃除してください。
皮脂やホコリを除去することで雑菌の繁殖を抑えられます。
やり方は簡単。歯ブラシにウェットティッシュを巻きつけて中を拭くだけ。
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【必須】革靴を履く前の正しい「プレメンテ」のやり方【寿命が延びる】
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こちらの記事内で靴内部の掃除の仕方についても触れています。参考にしてください。
まとめ：革靴の臭い対策は予防が肝心
今回は革靴の臭いを除去する方法と予防法について解説しました。
革靴の臭い対策まとめ
- 臭いを除去する方法は主に5つ
- 普段からの予防の方が重要
- 特にローテーションとシューツリーでおおよそ予防可能
- 不安なら除菌スプレーを追加
まとめるとこんな感じ。
革靴からイヤな臭いがすると
みたいな扱いをしてくる人もいるので辛いですよね。
ぼくが紹介した方法を実行すれば革靴の臭い対策は完璧です。ぜひ試してみてください。
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