お手入れ・靴磨き

革の手入れはマスタングペーストが最強 メリット・デメリット等を総まとめ

革製品のお手入れはマスタングペーストが最強
革製のブーツやバッグのメンテナンスにはマスタングペーストがオススメって聞いたけど、何でなんだろう?
実際の使用感とか、オススメな理由が知りたいな
坊主
マスタングペースト購入に踏み切れない人

今回はこんな疑問に答えていきたいと思います。

始めて革製のブーツを買ったのが10年以上前。それ以来、様々な方法で手入れをしてきました。

今ではブーツ以外に革靴(ドレスシューズ)にもハマり、いろんな革やメンテナンス用品を使っています。

そんなぼくがブーツやバッグなど革製品のお手入れ用品として、最終的に行き着いた答えが「マスタングペーストです。

小野
マスタングペーストこそ最強

ぼくがこう思っている理由を、この記事で紹介します。

マスタングペーストは天然成分100%の動物性オイル

基本データ

主成分 馬油(ホースオイル)、蜜蝋(ビーズワックス)
※ 天然成分100%
種類 保革油
無色
容量 100ml

マスタングペーストの特徴

まずお伝えしたいマスタングペーストの特徴は2つ。

マスタングペーストの特徴

  1. 無臭&サラサラ
  2. 自然な仕上がり

特徴① 無臭&サラサラ

少しずつマスタングペーストを手に取る

マスタングペーストを指に取ったときの写真がこれ。

後で解説しますが、マスタングペーストは成分のほとんどが馬油。そのため人間の体温で簡単に溶けて、サラサラな液体になります。

そして匂いもなく、完全に無臭

なんかネチョネチョするうえに薬品っぽい匂いがするオイルも多い中で、これは地味にうれしいポイントです。

特徴② 自然な仕上がり

完成

マスタングペーストで手入れしたのが上の写真。

とても自然で、サラッとした風合いに仕上がっています。安いミンクオイルなどにありがちな過剰なギラつきは一切ありません。

これはマスタングペーストに「ろう」などの余分な成分がほとんど含まれていないから。したがって、このような革本来の魅力が前面に押し出された仕上がりになります。

マスタングペーストの2つのデメリット

とはいえ、マスタングペーストにもデメリットはあります。

マスタングペーストのデメリット

  • 短い使用期限
  • 使えない革もある

簡単に解説します。

デメリット① 短い使用期限

マスタングペーストの製造年月日表記

  • 製造から3年
  • 開封から1年

これがマスタングペーストの使用期限です。

小野
この短さが最大のデメリット

上の写真のように、マスタングペーストの容器の裏には製造年月日が記載されています。これを見てなるべく使用期限内に使いきるようにしましょう。

革ジャンなら20着分の内容量。普通は使いきれない。笑

マスタングペーストの内容量は100ml。
革のメンテナンス用品としては一般的か、ちょっと多いくらいの量です。

革ジャンなら20着分くらいです。

小野
使いきれるわけありません。笑

お手入れってそんな頻繁にするものじゃないですからね。

それこそ古着屋レベルで持ってるなら別ですが、開封してから1年じゃ普通は半分も減らないと思います。

100%天然素材のピュアなオイルだからこその短い使用期限なのでしょうが、どうにかしてほしいところです。

デメリット② 使えない革もある

マスタングペーストが使えない革

  • 起毛素材(スエード、ヌバックなど)
  • エキゾチックレザー(ヘビ革、ワニ革など)

これらの革には使用不可です。

「使えない革がある」って革製品のお手入れ用品には当たり前の話なのですが、一応デメリットとして紹介しておきます。

マスタングペーストの4つのメリット

最初にデメリットをお伝えしました。
とはいえ、ぼくがマスタングペーストを使っているのは、メリットの方が大きいと考えているからです。

マスタングペーストのメリット

  1. 汎用性の高さ
  2. 浸透力が強い
  3. 人肌にも優しい
  4. 美しいエイジング

簡単に解説します。

メリット① 汎用性の高さ

マスタングペーストは起毛素材やエキゾチックレザーには使えません。

しかし、それ以外ならほぼ何でも使えると思ってOK。

  • ブーツ
  • バッグ
  • 革ジャン
  • ソファシート

などなど、ありとあらゆる革製品に使えます。

革を選ばない

  • ヤギ

などなど、哺乳類の革でできたものならおおよそ使用可能

色を選ばない

しかもマスタングペースト自体が無色です。

従ってどんな色の革にも使えます

革の仕上げを選ばない

極めつけはこれ。浸透力が強いので、エナメルやガラスレザーの製品にも使えます

小野
最強かよ

メリット② 浸透力が強い

マスタングペーストの成分は、ほぼ天然の馬油(ホースオイル)100%です。

そこに若干の蜜蝋を加えてペースト状にすることで、扱いやすさを増しています。

そもそも馬油は非常に浸透力が強い油です。

理屈としては不飽和脂肪酸とか飽和脂肪酸とか、そういう小難しい話があるんですけど、ここでは触れません。

小野
馬脂はミンクオイルに次いで革に浸透しやすい

このくらいで覚えておけばOKです。

メリット③ 人肌にも優しい

また天然素材100%でできているため、革だけじゃなく人体にも優しい

女性ならご存知の方も多いですが、馬油って化粧品にも使われてますからね。

マスタングペーストは化粧品に使われるものと同じグレードの素材を使用しているので、スキンケア効果までありそうです。

革の手入れは素手でやることが多いですし、革製品は直接手で触れるものも多いので、人体への優しさは嬉しいですよね。

メリット④ 美しいエイジング

これ見てください。

エイジングが進んだ名刺入れ

これぼくが使っている無印のヌメ革の名刺入れなんですが、もともとはこんな感じでした。

もともとのヌメ革名刺入れ

※ 画像引用元:イタリア産ヌメ革カードケース生成 通販 | 無印良品

小野
ドヤァ

超きれいにエイジング(経年変化)していると思いませんか。

秘密は馬油。
ニートフットオイルでお手入れしてあげることで、このようなエイジングを実現しています。

ニートフットオイルは馬油。
マスタングペーストも馬油。

革製品は馬脂を使うときれいにエイジングが進みます

ミンクオイルやラナパーを選ばなかった理由

ぼくはこれまで、マスタングペースト以外にも様々な商品を使ってきました。

その中で、とくに有名なのがこの2つ。

  • ミンクオイル
  • ラナパー

これらと比較して、なぜマスタングペーストを選んだのか。
その理由を解説します。

vs ミンクオイル

ミンクオイルと比べて、マスタングペーストを選んだのはこの3つが理由

  • 浸透力は変わらない
  • ミンクオイルの臭いがキツイ
  • マスタングペーストの成分の方が自然

浸透力は変わらない

ピュアな馬油とミンクオイルを比べると、実は浸透力ではミンクオイルが上回ります。

しかし、そもそもミンクオイルは超希少。
現在、ミンクオイル100%の製品はおそらく存在しません

市販品の場合、ミンクオイルの含有率はせいぜい1~5%。

そのため市販のミンクオイルとマスタングペーストの浸透力にそれほど差はないと思います。

ミンクオイルの臭いがキツイ

市販のミンクオイルの成分は、そのほとんどが「ろう」。
あとは有機溶剤など化学系の成分です。

小野
実際、開けると石油っぽい匂いがします

この匂いが個人的に苦手なんですよね。

マスタングペーストの成分の方が自然

対して、マスタングペーストは自然の馬油100%。

余分な成分が革の表面に残ることもなく、過剰なギラツキもなく、自然な仕上がりがいい感じです。

こういった理由から、ミンクオイルを使わなくなりました。

vs ラナパー

一方で、ラナパーはマスタングペーストと同じくらいいい製品です。

小野
使い分けが重要

マスタングペーストと簡単に比較してみます。
ラナパーの詳細が気になる方は「ラナパーの使い方」の記事をご確認ください。

ラナパーも天然成分100%

ラナパーの成分は主にこの2つ。マスタングペーストと同じく、天然素材100%

  • 蜜蝋
  • ホホバオイル

化粧品にもよく使われているホホバオイルが含まれていて、人の肌に対する優しさはラナパーの方が上かもです

浸透力はマスタングペーストが上

ただ、ラナパーは植物性の油なんですね。

マスタングペーストは馬油、つまり動物性の油です。

というわけでマスタングペーストの方が浸透力があります。

浸透力がより強く、革への栄養補給に優れていることが、ぼくがマスタングペーストを選んだ理由です。

汎用性と光沢はラナパーが上

ただ、ラナパーの方がマスタングペーストより優れているポイントもあります。

まず、ラナパーは蜜蝋成分がマスタングペーストよりも多い。
つまり光沢を出すならラナパーの方が向いてます

またラナパーは爬虫類などのエキゾチックレザーにも使えるなど、汎用性の面でマスタングペーストに勝ります

マスタングペーストが使えない場合は、ラナパーもオススメできる製品です。

マスタングペーストを使う上での3つの注意点

マスタングペーストを使ううえで注意したいのは以下の3つ。

注意

  1. 使えない革もある
  2. 使用期限がある
  3. 高温多湿

注意点① 使えない革もある

  • 起毛素材(スエード、ヌバックなど)
  • エキゾチックレザー(ヘビ革、ワニ革など)

すでに解説したとおり、これらの革には使えません。

注意点② 使用期限がある

  • 製造から3年
  • 開封から1年

こちらもすでに解説しました。
メーカーは上記のとおり使用期限を定めています。

期限を過ぎての使用は自己責任で

小野
ぶっちゃけ期限を過ぎても使えます[/st-kaiwa5マスキングテープ自体がアッパーにはよくないんじゃないの?]

ぼくは大学時代、開封してから2年以上経ったマスタングペーストを使ったことがあります。

正直、あまり問題ありませんでした。
新品に比べると「ちょっと匂いがあるかな?」って感じた程度です。

基本的には使用期限を過ぎたら買い換えましょう。

期限切れのものを使用する場合は自己責任でお願いします。

注意点③ 高温多湿な場所は避ける

マスタングペーストは体温で簡単に溶けるくらい、液体になりやすい油です。

室温の高い場所に保管すると簡単に溶けてしまいます。

溶けた状態で長期間保存すると、性質が変わってしまう可能性があります。

また、天然素材100%なだけに、カビのリスクもありそうです。

高温多湿な環境は避けて保存してください。
なるべく涼しい場所で保管するのが無難です。

マスタングペーストの使い方

  1. 紐を外す
  2. ブラッシング
  3. 雑巾で拭き上げ
  4. オイルを塗り込む
  5. 一晩以上休ませる
  6. キレイな布で磨き上げる
  7. 靴紐を付けなおせば完成

マスタングペーストを使ったブーツの手入れは上記の流れで行います。

具体的には下記の記事で解説しているので参考にしてください。

ワークブーツのメンテナンス方法
【年1でOK】ワークブーツが長持ちする手入れ方法

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革ジャンやバッグ、ソファなどの場合でも、おおよその流れは同じです。

まとめ:マスタングペーストこそ最強

現時点では、ぼくは(革靴以外の)革製品のお手入れはマスタングペーストだけあればよいと思ってます。

今後も他の製品を試してみて、もっと良いものが見つかればまた紹介します。

今のところはマスタングペーストがぼくの中で最強です。

革製品のお手入れでお困りの方は、ぜひ一度マスタングペーストを使ってみてください。

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