こんな疑問に、革靴のお手入れ歴10年超のぼくが答えます。
というか先日、靴博2019でブリフトアッシュの方に教えてもらったやり方です。
プロ直伝なので、間違い無いと思います。
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#靴博2019 参戦レポート 日本最強の靴イベントに行ってきた
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ただし、コバインキが無い場合の代替手段として靴クリームを使うこともできます。
コバインキを使うメリット
そもそもコバの手入れには大きく分けて3つの方法があります。
- コバインキ(+ワックス)
- コバクレヨン
- 靴クリーム+ワックス
この3つです。
この中でも、コバインキを使う方法には
コバインキのメリット
- 色が落ちない
- 最もキレイな仕上がり
というメリットがあります。
コバインキとワックスで仕上げる方法が、最も美しく仕上がります。
靴磨きのプロもだいたいこの方法です。
ただしコバインキには染料が含まれており、アッパーに付着すると落とせません。明るい色のスエードとかだとマジで最悪です。
不安な方は、コバクレヨンを使うことから始めるとよいです。手軽にキレイな仕上がりが期待できます。
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コバクレヨンの使い方まとめ 簡単に革靴のコバをキレイにする方法
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必要なもの
コバインキ
今回はコロンブスさんの「Boot Blackのエッヂカラー」を使います。とりあえずこれ買っとけば間違いありません。
靴クリームを使う方法もあり
コバインキは色の種類が少なく、そんなに選択肢がありません。
ちょうどいい色が無い場合は靴クリームでも代用可能です。
ただし着色力は弱いので、コバインキよりも高頻度に手入れが必要になります。
また、防水性の強化のため、ワックスの使用が必須になると思ってください。
ヤスリ(180・400)
コバインキを塗る前に、コバをキレイに地ならしするために使います。
今回は180番と400番の紙ヤスリを使用します。
180番だけでも問題ありませんが、400番と組み合わせて使う方が滑らかに仕上げやすいです。
雑巾かウェットティッシュ
ヤスリをかけた後、削りカスを除去するのに使います。
クリーナー
最初にコバをキレイにするのに使います。
コバにはワックスなどのロウ分が付着していることが多いと思うので、油性のクリーナーを使うのがオススメです。
今回はコロンブスの「BootBlack ツーフェイスローション」を使用します。
ワックス+ポリッシングクロス(ネル生地)
コバインキで着色した後、表面を鏡面磨きすることでコバを保護します。
コバインキではなく靴クリームを使った場合は必須です。
ワックスの色は、塗ったコバインキ(靴クリーム)と近い色、もしくはニュートラル(無色)のものを使用します。
ポリッシングクロスは市販品を使用しますが、ネル生地であれば何でもよいです。
(あると便利)マスキングテープ
コバインキを塗るときはアッパーに付着しないよう注意が必要です。
マスキングテープを使ってアッパーを保護すると、より安心してコバインキを塗ることができます。
こんな感じ。
コバインキが付着するリスクをとるか、マスキングテープによるダメージを取るかはあなた次第です。
コバインキの正しい使い方
それではいよいよコバインキの正しい使い方をご紹介します。
大まかな手順は以下の通り。
コバクレヨンの使い方
- クリーナーで拭き上げる
- 紙ヤスリでコバを削る
- ウェットティッシュで拭き取る
- コバインキを塗る
- 乾かす
- ワックスで磨く
1つずつ解説します。
手順① クリーナーで拭き上げる
コバは革靴で最も汚れやすい場所の1つです。
なので、手入れの際には一度クリーナーで拭いておきましょう。
布にクリーナーを適量取り、コバ全体を拭き上げます。
手順② コバをヤスリで削る
次に小さく切った紙ヤスリでコバを削ります。
- 180番で粗く削る
- 400番でキレイに整える
こんな感じ。下の写真がヤスリがけの前後を比較したものです。
手順③ 雑巾(ウェットティッシュ)で拭き上げる
ウェットティッシュか雑巾を使って、削りカスを拭き取ってください。
削りカスを床にばらまいて、あまつさえ放置するなんてことがあれば、嫁に烈火のごとく怒られます。
手順④ コバインキ(または靴クリーム)を塗る
次に、いよいよコバインキ(エッヂカラー)を塗っていきます。
アッパーに付着しないよう、丁寧に塗ってください。
コバインキは瓶から出すとこんな感じでスポンジが付いてます。
大量のインクを吸っているのですが、それほど量はいらないので瓶のふちで余分なインクを落としてください。
コバインキでなく靴クリームを使用する場合は、細かいこと気にせず普通に塗り込めばOKです。
(ヒント)マスキングテープでアッパーを保護する
画像みたいにマスキングテープでアッパーを保護してあげると、コバインキがアッパーに付着するのを防ぐことができます。
手順⑤ 10~15分くらい乾かす
塗り終わったら乾かします。
季節とかによりますが、だいたい10~15分くらいあれば乾きます。
ぼくはこんな感じで乾かしてます。
手順⑥ ワックスで表面を保護すれば完成
実はコバインキが乾いた時点で終わりでもいいんです。が、ひと手間加えることで仕上がりがすごくきれいになります。
ワックスでコバの表面を保護します。
コバインキではなく靴クリームを使った場合は必須だと思った方がいいかもです。
やり方は鏡面磨きと同じです。以下の記事が参考になります。
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初心者でもできる正しい鏡面磨き(ハイシャイン)のやり方
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ワックスで磨く前後を比較してみましょう。
上がコバインキを塗っただけの状態です。マットな質感ですね。
下がワックスで磨いた状態です。光沢が出てるのがわかるでしょうか。
まとめ:コバインキを使って革靴を一段階上のイケメンに
靴磨きを始めた当初は、なかなかコバの手入れまで手が回らないものです。
ですが、やるとやらないとでは見た目が雲泥の差。
ぜひ次の週末は、コバのお手入れをしてみてください。
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