こんな方のために、今回はSEOの超基本的な知識と、本質的なSEO対策の種類・内容を解説します。
ぼくは革靴が趣味のWebマーケター。
本業ではWebサイトやアプリのマーケティングとかをやってます。
SEOを駆使してサイトのアクセス数を1年で200倍とかにするのが仕事だったりします。
SEOとは
SEOは「Search Engine Optimization」の略称です。「エスイーオー」と読みます。
Googleを始めとする検索エンジンで検索した際に、なるべく上の方に表示させるための手法・施策のことです。
詳しくは以下の記事で解説しています。
3つのSEO対策
では、SEO対策とは具体的にどんなことをするのか、その内容をご説明します。
SEOで行う対策内容は主に以下の3つです。
対策内容 | 目的 | 必要性 |
---|---|---|
コンテンツSEO | 有益性の向上 | 必須 |
内部対策 | 内容伝達 ユーザー最適化 |
重要 |
外部対策 | 評価集め | 任意 |
① コンテンツSEO
- 目的は有益性の向上
- すべてのSEO対策はこれが前提
- サイト内へのコンテンツ追加をする
外部の評価を集めることも、検索エンジンに内容を正確に伝えることも、有益なコンテンツがあって初めて有効な対策となります。
検索エンジンはユーザーにとって最も有益なコンテンツを上位表示するからです。
具体的な施策例
- 専門性の向上
- 網羅性の向上
- 信頼性の向上
など
コンテンツSEOの詳細については下記の記事を参考にしてください。
≫ コンテンツSEOのやり方 高品質コンテンツをつくり続ける極意
② 内部対策
- 目的はクローラーへの内容伝達とユーザー行動の最適化
- サイト規模により必要な対策が違う
内部対策は自分のサイト内で行う施策です。
サイトのシステム面を中心に整備を行います。
SEO内部対策をすることで、
SEO内部対策で得られる効果
- 検索エンジンによるコンテンツ発見と評価がスムーズになる
- ユーザーの行動が最適化される
こういった効果が得られ、結果的に順位が上がりやすくなります。
具体的な施策例
- sitemap.xmlの構築
- 内部リンク構造の整備
- titleタグ・見出しタグの最適化
など
SEO内部対策の具体的な施策は下記の記事で解説しています。
③ 外部対策:評価集め
- 目的は外部からの評価集め
- サイト規模によっては対応不要
外部対策は、自分のサイトの外で行う施策です。
他のサイトからのリンクやSNS等での言及が多いほど、検索エンジンは
といった判断をし、評価が高まります。
その結果として検索順位が上昇します。
具体的な施策例
- 被リンク集め
- サイテーション
など
SEO外部対策の詳細は下記の記事で解説しました。
≫ SEO外部対策は2種類 ブログは〇〇だけやればOKな3つの理由
最高のSEO対策は「最善のユーザー体験」の提供
つまりSEOとはこういうことです。
SEO対策とは
- 有益なコンテンツを用意し
- ユーザー(とクローラー)に適切に伝え
- (結果として)外部の評価を高めること
これすなわち、検索をしたユーザーに最適な体験を提供することと言えます。
こういった理由からSEOを「Seach Experience Optimization」の略称とする意見が出ています。
そのくらい、ユーザー体験の向上が重要視されているということです。
Googleもユーザーのことだけを考えている
Googleの理念ともいえる「Google が掲げる 10 の事実」というコンテンツがあります。
その中の1番最初に書かれているのがこれ。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
書かれているのはデザインや機能に関する内容が多いですが、コンテンツについても同じことが言えます。
表面的なSEO対策を積み上げるのはもうやめよう
SEO情報を発信しているブログ界隈のインフルエンサーてすごく多いですよね。
そこで得られる情報のほとんどが、
薄っぺらい情報の例
- titleにキーワードを入れる
- しかもなるべく左端に入れる
- H2タグのすぐ下に画像を入れる
こういう、小手先のSEO対策です。
本質的な内容を解説している人のなんと少ないことか。
ユーザーにとって便利・有益なのはどんな状態か?
ここから考えるクセさえついていれば、SEO対策なんて難しくありません。
特に個人ブログなら「上位表示のための施策」は不要
サイトの規模によって必要なSEO対策は異なります。
数十~数百万ページもあるような大規模サイトの場合、クローラーに情報を伝えるための施策もかなり重要です。つまりユーザーとは無関係に、検索で上位表示するための施策が必要。
大規模サイトの場合、これをしないとそもそも検索エンジンにコンテンツが届かないためです。
一方で、せいぜい数百ページしかないような個人のブログ・サイトならそういう施策は不要です。
個人レベルの規模なら、クローラーが優秀なので勝手に理解してくれるからです。
先ほどお伝えした
薄っぺらい情報の例
- titleにキーワードを入れる
- しかもなるべく左端に入れる
- H2タグのすぐ下に画像を入れる
こういう施策も、検索順位のためにやるのではありません。
- titleにキーワードを入れるのは、その方が内容を理解しやすいから
- 左端に入れるのは、検索結果ページで内容をすぐに見て取れるから
- 画像を入れるのは、読みやすさ向上と視覚的な内容理解に役立つから
この通り、ユーザーのためにやるんです。
まとめ:本質的なSEOを身に着けよう
この記事で解説した内容で、
- SEOが大切とされる理由
- 実際の対策内容
これらを理解できたと思います。
特に最後にご説明した「ユーザーのことだけ考えて施策をする」ってのはマジで大切です。
これを理解しているマーケターは本職にもなかなかいません。
ユーザー視点で考えて施策を打てるようになれば、すぐにでもマーケターとして転職できるレベルです。
ぜひ本質的なSEOの知識と技術を身に着けていってください。