アレンエドモンズのサンフォード、古着屋でよく見かけますよね。気のせいかもですが・・・。w
ぼくもサンフォードを2足所有しています。正直、これまで手にしてきた中でも最も大切にしている革靴といっても過言ではありません。
そのくらい、サンフォードはぼくにとって思い入れのある靴。
今回は、そんなサンフォードのご紹介をしたいと思います。
サンフォードはアレンエドモンズのセミブローグ
まずはカタログにも載ってるサンフォードの基本的な情報からご紹介です。
基本データ
ブランド | アレンエドモンズ (Allen Edmonds) |
---|---|
モデル | サンフォード(Sanford) |
デザイン | セミブローグ |
羽根 | 外羽根 |
靴底 | レザーソール |
ラスト | 97 |
製法 | 360度グッドイヤーウェルト製法 |
生産国 | アメリカ |
定価 | 49,583 円 ※ 2019年12月時点 |
って方は以下の記事を参考にしてください。
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米国の誇り?アレンエドモンズの魅力と取扱店舗一覧
続きを見る
アメリカの靴会社ですが、大企業としてはアメリカ国内での製造を続けている唯一の会社です。
「アレンエドモンズならでは」な製法が多く、非常にこだわりの強い靴を製造しています。
そんなアレンエドモンズが提供しているセミブローグの一足が今回ご紹介するサンフォードです!
サンフォードにはコードバンのモデルもあるようですが、ぼくが持ってるのはカーフのものだけです。
個別データ:1足目(80年代製)
製造年 | 1989年春 |
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型番 | 5277 |
色 | アンティーク・バーガンディ |
甲革 | (アニリン)カーフ |
サイズ | US 8.5 |
ウィズ | D |
大学の時にたまたま購入したのがこの靴です。初めて自分で購入したドレスシューズ。
当時は革靴に興味があったわけじゃなく、
みたいなノリで購入しました。笑
その後「別に革靴を履いたからといってモテない」という真実に気づき、この革靴の扱いがぞんざいになります。
- 雨の日用の靴にする
- カカトを潰して履く
などというふざけたことをしていました。なんて奴だ。
自分と同い年だと気づいたのは、革靴にハマってからです。もっと言えば、ビンテージシューズに興味を持ってからですね。
大学の時にたまたま購入して履いてた靴が、自分と同い年だと気づいた時には運命を感じたものです。
個別データ:2足目(90年代製)
製造年 | 1991年春 |
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型番 | 5267 |
色 | オーク |
甲革 | (アニリン)カーフ |
サイズ | US 8 |
ウィズ | D |
こっちは割と最近買ったんですが、嫁と同い年です。
その時のことは
-
靴買って初日にオールソール SUPER8SHOESさん、さすがっす
続きを見る
こちらの記事にまとめてますので、ぜひご覧ください。
こちらの1足も出会いに感謝するレベルで運命を感じたので、これからも手放すことはないでしょう。
ビンテージでありながらも現行品で手に入るロングセラー
ぼくが知る限り、サンフォードは1989年春のカタログで初登場しています。
その後ラインナップから姿を消した期間もありましたが、現行品でも入手可能。
アレンエドモンズは歴史が長いのでたくさんのモデルがありますが、その中でも数少ない80年代から現在に至るまでずっと販売されているモデルです。
そのくらい長きにわたって愛されているモデルです。
ちなみに僕が所有しているのも、初登場と同じ89年製。「初代サンフォード」と言ってもいいんじゃないでしょうか。
サンフォード2足を買ってみた感想は「めっちゃいい靴!」
それではレビューです。
もう一言で言うと「めっちゃいい靴」って感じです。
定番デザインとアレンエドモンズならではの履き心地が素晴らしい
上で解説したとおり中抜け期間はあったものの、30年も売り続けられてるモデルです。
そんなに長い間親しまれ続けているのは理由は
- 飽きないクラシカルな定番デザイン
- アレンエドモンズらしい柔らかな履き心地
この2つかなと。
まず、アメリカやイギリスの靴に多く見られる愛くるしいほどよく丸みを帯びたフォルムが、クラシカルですごくいいですね。
どんなスタイルにも合うデザインです。派手さがないので主役になることは少ないですが、どんな服装でも悪目立ちすることなく引き立て役になれるデザインじゃないかと。
また、アレンエドモンズらしく履き心地が柔らかくて凄く歩きやすいです。
抜群に気持ちのいい履き心地で、長時間履いていても全く疲れません。
甲が低いのでシワがキレイに入る
現行品でいえば、ヨーロッパの革靴って甲が高いんですよ。アメリカの方が甲が低いものが多い。
とくにビンテージのアメリカ靴は甲が低い。ぼくがビンテージにハマったのもこれが理由の1つなんですけど。
ぼくは甲が低いので、現行のヨーロッパ靴だと大味な履き皺が入ってしまうことも多いです。
その点、サンフォードは甲が低いので履き皺がすごくキレイに入ります。
こんな感じ。
細かくて繊細な皺が入っている様子がわかるかと思います。
革の質もめっちゃいい(でも80年代と90年代の差はデカい)
履き皺がキレイに入る、もう1つの理由が革質の良さ。
どちらのサンフォードもモチモチしていて、凄く良い革が使われているのがわかります。
ただ、明らかに80年代(ぼくと同い年)の方が90年代(嫁と同い年)よりも革質が良いです。嫁には言いませんが。
89年製に比べると、91年製は革が固いですね。キメの細かさも、89年製の方が明らかに上です。
セミブローグが好きになったのはサンフォードのせい
少しカジュアル寄りですが、ビジネスで履けなくもないです。
かしこまりすぎず、遊びすぎず。ちょうどよいと思いません?
そうです、単純にぼくはセミブローグが好きなんです。
サンフォードを大学からずっと履いている影響があるのは否めません。
写真で見るサンフォード
最後にサンフォードの写真を何点かお見せして、この記事のまとめとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
(この欄のテキストはマジで無意味な書きなぐりなので写真だけ見ればOKです)
正直、これだけ運命を感じる革靴はないですね。
自分と同い年のモデルを偶然入手しただけじゃなく、その数年後に嫁と同い年のモデルも偶然入手するとか。
どちらも一度ずつオールソールしてますし、古い靴なのでそこそこダメージは溜まってます。
特にぼくと同い年の方は、昔の無茶が祟って、最近はコンディションが上がらないように感じてます。
可能な限り大切にして、なるべく長く履き続けたいと思ってます。
確実に手放すことはないです。また、仮にこの先この2足が壊れることがあっても、おそらくインテリアとして所有し続けることかと思います。捨てるなんてありえません。
もしかしたら、革靴が好きになって一番良かったのはこの2足に出会えたことかもしれません。この靴を眺めながら酒を飲むのがたまらなく好き。
これからいろいろと問題も出てくるでしょうが、一緒に乗り越えられたらと思います。
その時、この2足はそれぞれどんな表情を出してくれるんでしょうか。今から楽しみです。
いつになるかわかりませんが、ぼくが親になる日が来たら、いつか子供にこの靴を引き継いでほしいなと思ったり。何十年も親が履いた靴なんて、欲しがる子供はどうかしてますけどねwww
まぁでも、そのくらい大切にしたい靴だということです。
皆さまは、そんな大切な靴をお持ちでしょうか。
まだお持ちでないという方にも、そういった大切な靴との出会いがあることを祈っています。
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