お手入れ・靴磨き

【最強オイル】タピールレーダーオイルの使い方&レビュー【注意点あり】

レーダーオイルの使い方
革靴のお手入れについて調べると「タピールのレーダーオイル」ってよく聞くけど、あれ何なの?
赤ちゃん
革靴ビギナー
実際使ってみた感想が知りたい
赤ちゃん
革靴ビギナー

タピールのレーダーオイルを愛用しまくっている、革靴のお手入れ歴10年のぼくがこんな疑問に答えます。

結論としては

ポイント

  • 天然成分100%のオイル
  • 汚れ落としと油分補給が同時にできる優れモノ
  • 塗りすぎ注意だけどプレメンテに最適な最強オイル

こんな感じ。

今回はタピールのレーダーオイルの使い方を含め、特徴などを解説していきたいと思います。

靴好きならみんな持ってるタピールのレーダーオイル

タピール レーダーオイル

革靴が好きな人なら、かなりの確率で買ったことがあるんじゃないでしょうか。

そのくらい、タピールのレーダーオイルは広く愛されている商品です。

革靴初心者の方は知らないかとも多いと思うので、まずはタピールのレーダーオイルについて簡単に紹介します。

タピールは天然素材にこだわりまくってるシューケア用品ブランド

そもそも「タピール(TAPIR)」はドイツ発祥のシューケア用品ブランドです。

ドイツといえば、最強ブランドの1つである「コロニル」が有名ですね。

コロニルに比べるとタピールの歴史はとても若く、1983年のスタートです。

当時のドイツには天然素材で作られたシューケア用品がありませんでした。

それに不満を感じた当時の創業者が、19世紀のレシピをもとに自然素材にこだわったシューケア用品を造ったのが始まりだそうです。

  • 植物由来の原料は有機栽培・非遺伝子組み換え
  • 原料の採集、精製は素材の良さを殺さないよう細心の注意を払う
  • 石油系のオイルや有機溶剤を一切使用しない

というキチガイレベルのこだわりぶり

現在のシューケア用品においては、化学的な有機溶剤を使用するのが当たり前です。

そんな中、天然素材の使用だけじゃなく、製法についてもこだわり抜いてる数少ないブランドの1つといえるでしょう。

レーダーオイルは油分補給もできる汚れ落とし(クリーナー)

そんなタピールが提供する革靴の汚れ落とし(クリーナー)がレーダーオイルです。

後述しますが、オレンジの革から精製されたオイルが使用されているので柑橘系のめちゃくちゃいい匂いがします。

小野
ぜひ一度嗅いでみてほしい

そしてレーダーオイルの最大の特徴は油分補給に優れた製品であることだと思います。

ステインリムーバーやレノマットリムーバー等に代表される通常のクリーナーは、汚れと同時に必要な油分まで除去してしまうことがあります。

したがって通常のクリーナーを使う場合はデリケートクリーム等を用いた保湿が必要。以前下記の記事でも解説しました。

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一方でレーダーオイルはオイルそのものが汚れ落としとして機能するよう設計された商品です。

油分を除去どころか、汚れ落としと同時に油分をガンガン補給できる優れモノに仕上がっています。

レーダーオイルの成分

レーダーオイルの成分表示

天然素材にこだわっているタピールらしく、レーダーオイルの成分も天然素材100%です。

  • ひまし油
  • なたね油
  • オレンジテレピンオイル

これだけ。笑

以前は「バルサムテレピンオイル」っていう溶剤の役割をする成分も入っていたようですが、現在はそれすら入ってません。

オレンジテレピンオイルはオレンジの皮から精製される揮発性の油、つまり精油(エッセンシャルオイル)です。

いわゆる「油」とは違うものです。
香り成分が凝縮されたものと考えた方が近いですね。

小野
化粧品や香水に使われる成分です

ちなみにレーダーオイルっのように成分を完全公開するのはかなり珍しいことです。

普通は「ろう、油脂、有機溶剤」くらいしか公開しません。

タピールみたいに「どんな油が入ってるか」まで詳細に公開しているブランドは少ないです。

小野
自信のほどがうかがえますね

レーダーオイルの使い方

ではレーダーオイルを実際に使ってみましょう。
かなりシンプルですよ。

必要なもの

タピール レーダーオイル

タピール レーダーオイル

今からこいつを使います。

馬毛ブラシ、または布

馬毛ブラシ

レーダーオイルを塗る前に、細かいホコリなどを除去するのに使います。

布

レーダーオイルを塗るのに使います。
ホコリの除去に使う布とは別に用意してください。

手順① ブラッシング、もしくは布で拭き上げる

クロケット&ジョーンズのケンジントン

今回レーダーオイルを使うのはこちらの革靴。

少し薄めの茶色なのでシミや色ムラが不安ですが、乾燥気味なのでやっちゃいましょう。

馬毛ブラシでブラッシング

まずは馬毛ブラシでブラッシングします。
革靴の表面に付着しているホコリの除去が目的です。

ブラッシングの代わりに、塗れた布で拭き上げるのもオススメです。

塗れ過ぎはよくないので、可能な限り固く絞ったものを使用してください。
少し湿ってるかな?くらいの感じがよいです。

わずかに革が水分を含むことで、毛穴が開きます。
それによりレーダーオイルの油分がより浸透しやすくなります

ブラッシングと水拭きはどちらか一方で良いですが、両方やってもOKです。

手順② レーダーオイルを良く振る

レーダーオイルは通常時、このように2層に分離しています。

レーダーオイルの分離

使用時はこれがちゃんと混ざった状態になるよう、良く振ってください

手順③ 指に布を巻いて適量を取る

指に布を巻きましょう。

指に布を巻く

こんな感じ。

レーダーオイルの瓶を開けたら、布を巻いた指を口に当て、縦に1回だけ振ってください

ビンゴと縦に振って布に浸み込ませる

布を巻いた指を瓶ごと縦に振ることで、レーダーオイルを少しだけ布に浸み込ませる

このくらいの量が布に浸み込みます。適量です。

レーダーオイルの適量

1度に取る量はこれで十分。間違っても大量につけすぎないよう注意してください。

手順④ 革靴に塗る

適量のレーダーオイルが浸み込んだ布で、革靴を拭き上げていきます。

油分補給の能力が高すぎて忘れがちですが、汚れ落としなのでこのくらい汚れが落ちます。凄いです。

レーダーオイルの汚れ落とし力

布が汚れたら布を指に巻きなおしてください
手順③に戻り、革靴全体を拭き上げるまで繰り返します。

拭き上げた直後の写真がこちら。

油分を吸ったことで、かなり色が濃くなっているのがわかります。

小野
(これはやっちまったか?)

レーダーオイルを塗ったケンジントン

手順⑤ 休ませる

全体をレーダーオイルで拭き上げたら、最低でも20~30分は休ませましょう

小野
何なら一晩休ませてもいいと思います

休ませることで、油分がしっかり革靴に浸透し、繊維の奥まで潤います。

手順⑥ 布でからぶき+ブラッシング

十分に休ませたら、乾いた柔らかい布で拭き上げてください

革靴表面に残った余分な油分を除去するのが目的です。

全体を拭き上げたら、最後に馬毛ブラシで再度ブラッシングしましょう。

完成!

レーダーオイルはロウ分が入っていないので、ツヤ出し効果はありません

しいて言えば、油分を補給することで革靴が本来の輝きを取り戻す、ってところでしょうか。

こちらがレーダーオイル使用前。

クロケット&ジョーンズのケンジントン

こちらがレーダーオイル使用後です。
まだ20分ほどしか休ませてませんが、からぶきとブラッシングをしています。

レーダーオイルで油分補給後

違いがわかりますか?

靴クリームが取れている分、むしろ見た目的には光沢が無くなって落ち着いた印象になってますね。

ただ手触りはかなり違います。
使用後は油分が適度に補給され、しっとりしていて柔らかい手触りになったことがわかります。

小野
ぜひ体感してみてほしい

光沢が欲しい場合はこの後、通常の靴磨きを行ってください。

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超乾燥している靴なら2度塗りもあり

レーダーオイルを使用したい靴がカッサカサに超乾燥しているようなら、レーダーオイルの2度塗りもありです。

触ってわかるレベルで乾燥しているなら、手順④で革靴全体を拭き上げた後にもう一度全体にレーダーオイルを塗り込みましょう。

小野
かなりの油分を補給することができます

ただし、2度塗りした場合は手順⑤で最低でも丸1日、できれば2~3日くらいは休ませるようにしてください

レーダーオイルを使ううえでの注意点

注意① 塗りすぎはご法度

小野
これマジで気を付けてください

革というのは、含むことができる油分の量に限界があります。

それを超えてオイルを使ってしまうとカビなど様々なトラブルの原因になります。

またオイルを含み過ぎるとスムースレザーの表面がぼやけてしまい、見た目がスムースじゃなくなります。

具体的に言うとツヤが無くなって、クリームやワックスもぜんぜん乗らなくなります

こうなるとしばらくの間、毎日からぶきをして自然とオイルが抜けるのを待つしかなくなるので要注意です。

何度でも言います。本当に塗りすぎには気を付けてください

注意② シミになることがある

ブートブラックのリッチモイスチャーもそうでしたが、浸透力のあるオイル系の製品はシミになるリスクが付きまといます。

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使用する際は、タンと羽根の重なる部分など、目立たない位置で一度試してから使用しましょう。

特に

  • 超乾燥している革靴
  • 色が薄い革靴

なんかはシミになりやすいので要注意です。

注意③ たぶん使えない革もある

公式に説明はないですが、少なくともスエードやヌバック等の起毛素材には使わない方がいいと思います。

他にもエキゾチックレザーなど珍しい革に使用する場合は、その革製品を購入した店舗に相談するなどしてから使用する方が無難です。

注意④ 保管場所には要注意

毎度のことながら。

シューケア用品は基本的に直射日光や高温多湿な環境が苦手です。そういった場所は避けて保管してください。

特にタピールは天然素材で作られてますから、環境の悪化には気を付けましょう。

またレーダーオイルはオレンジのいい匂いがします。子供なんかはジュースと間違って飲んだりしそうです。

子供の手の届くところには絶対に置かないでください。

レーダーオイルの価格

これだけいい商品なら

でも、お高いんでしょう?
貧乏男性
レーダーオイルの性能にビビって価格を心配する人

って思いますよね。
そうでもないですよ。

200ml入った瓶が1つで2400円(税別)です。

  • ブートブラックのリッチモイスチャー:3000円(税別、内容量100ml)
  • サフィールノワールのクレム1925:2000円(税別、内容量75ml)

これらの値段を考えるとかなり安く感じます。

200mlあればしばらくは使い続けられますし、量を考えるとむしろ安いですね。

レーダーオイルを実際に使ってみての感想&レビュー

一言で言えば

小野
みんながオススメする理由がわかりますね

って感じ。

使ってみるとわかりますけど、

  • ぐいぐいオイルが浸透して、革が潤っていくのがわかる
  • 仕上がりもベタつかず、サラッとしてて気持ちいい
  • オレンジの香りがすごくよくて、使用感もよい

こんな感じで、めっちゃ良い商品だってのがわかります。

特にプレメンテに最適なんじゃないか、と思うんです。

汚れを落としながら適度に油分を補給できるので、買ったばかりの乾燥している革靴にはぴったりです。

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ただし使いすぎると靴が残念なことになります
そこだけ注意して使えば素晴らしい仕上がりになるのでオススメです。

小野
初心者は大量に使いがちなので、気を付けてくださいね

また、個人的に「いい匂いがする」ってのもポイント高いです。

シューケア用品って、ものによっては石油由来の化学的なキツイにおいがするものも多いですから・・・。

クレム1925とか1909シュプリームクリームデラックスを「臭い」って言う嫁も、レーダーオイルは

ちょっといい匂いがする
小野

って感じでした。
靴磨きを家の中でする関係上、家族からのウケも大切にしたいポイントです。

まとめ:レーダーオイルは革靴好きなら1本は持っといた方がいい

タピールのレーダーオイルは汚れ落としとしてはもちろん、油分補給の意味でめちゃくちゃいい製品です。

使いすぎには要注意ですけど。

革靴のお手入れの基本は

  • 汚れ落とし
  • 水分補給
  • 油分補給

の3つです。
このうち2つを完璧に抑えてくれるレーダーオイルはかなり優秀なアイテムと言えるでしょう。

小野
革靴好きなら最低でも1度は買ってください

じゃないと恥ずかしくて外を出歩けません。
そういうレベルで有名な商品ですので、ぜひ一度お試しください。

この記事に登場したアイテム

タピール レーダーオイル

馬毛ブラシ

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