お手入れ・靴磨き

リッチモイスチャーの使い方と注意点 靴好きをここまで魅了する理由

リッチモイスチャーの使い方
靴好きの人のインスタとかツイッターで、乳液みたいなの入った黒い瓶をよく見るんだけどあれ何?
赤ちゃん
革靴ビギナー
ブートブラックのリッチモイスチャーが凄く良いって聞くけど、実際どうなの?
赤ちゃん
革靴ビギナー

革靴のお手入れ歴10年、もちろんブートブラックのリッチモイスチャーも愛用しているぼくがこれらの疑問に答えます。

リッチモイスチャーってマジでたくさんの靴好きが愛用している製品なので、解説するのは恐れ多いです。

なぜそんなにも多くの靴好きたちに愛されてるのか、その理由を使い方とともに解説します。

結論としては

ポイント

  • 革靴の履き心地がよくなる
  • 靴に適度な油分・栄養分を補給、革靴が長持ちする
  • これ1本でお手入れ完了できる
  • たいていの革靴に使える

って感じです。

リッチモイスチャー、マジで愛されてる件

ブートブラック リッチモイスチャー

上記が噂のブートブラックのリッチモイスチャーです。
そして、こちらをご覧ください。

ここらへんで。
めちゃくちゃたくさんの靴好きたちに愛用されてるのが、リッチモイスチャーなんですね。

リッチモイスチャーの成分

リッチモイスチャーの説明欄

まず、成分に関してどのようなことが書いてあるかといいますと。とりあえず

メモ

成分:ろう、油脂、乳化材、水
種類:乳化性

完結に言えばこんな感じ。
詳しく書かれているのが下記の文章です。
(読みづらいかもですが、公式に敬意を払って改行もそのまま転記してます)

栄養豊富なオーガニックアルガンオイル配合

●天然アルガンオイルが革の繊維に素早く浸透し、栄養と柔軟性を与えます。●マカダミアナッツバターとひまわりバターがゆっくりと革に馴染むことにより潤いを与え、なめらかな感触を保ちます。●植物性ワックス(カルナバ)が革の表面に薄い保護膜を作り、自然な艶を持続させます。●抗酸化作用の高いオイルとバターが革の劣化をおだやかにします。●革に優しい中性タイプです。●どんな色の革にも使えます。

まとめると

  • オーガニックアルガンオイル
  • マカダミアナッツバター
  • ヒマワリバター
  • カルナバワックス

これらが主要な成分として入っているようです。

重要なポイントをかいつまんで解説します。

重要成分① アルガンオイルは凄い

アルガンオイルはモロッコ原産の「アルガンツリー」という植物からつくられるオイルです。

化粧品やシャンプー・コンディショナーなどにも幅広く使われています。

とにかくお肌や髪に優しく、栄養豊富なオイルです。

天然の防腐剤とも呼ばれるビタミンEが豊富で、オリーブオイルの4~10倍程度が含まれているそうです。

そのおかげで抗酸化作用に非常に優れています。

つまり革の劣化を抑え、長持ちさせる効果が高いということ。

また「植物性のオイル」だということもポイントです。

植物性のオイルは常温で液体ですので、クリームなどと比べて革の繊維の奥まで素早く浸透し、栄養と柔軟性を与えます

重要成分② マカダミアナッツバターとヒマワリバターが潤いをキープ

アルガンオイルと比べて、マカダミアナッツバターやヒマワリバターは浸透がゆっくり進みます

アルガンオイルとの時間差攻撃で持続的な潤いを与えてくれるそうです。

ちなみにこいつらもビタミンEが豊富で、革を長持ちさせる効果があります

重要成分③ カルナバワックスでツヤを出す

植物性のロウ分である「カルナバワックス」が配合されてます。

なので磨いてあげると、植物性らしい自然なツヤが出ます

ビッカビカに光らせるのが好きな方は物足りないかもですが、自然な光沢が好きな方にはちょうどいい光具合に仕上がります。

重要成分④ 水は極限まで少ない

水分は必要最低限に抑えられているようです。

リッチモイスチャーは水分をほとんど含まない代わりに、上で解説した通りオイルに重点を置いてます。

それにより革にしっとり感を与えること、そしてそれを持続させることに特化した製品になっているといってよいでしょう。

リッチモイスチャーの使い方

公式には下記の使い方が案内されています。

【使用方法】1.ブラシ又は布で汚れを落とします。2.クリームを布に取り、薄くむらなく塗り広げてください。(クリームのノリ良くする為にやさしく塗り広げてください)3.クリームが乾いた後、柔らかな布で磨いて下さい。

実際にやってみましょう。

必要なもの

リッチモイスチャー

ブートブラック リッチモイスチャー

こいつをこれから塗っていきます。

馬毛ブラシ、または布

馬毛ブラシ

最初のブラッシング、または拭き上げの際に使用します。

クリーナー

クリーナー

ブラッシングや布での拭き上げで除去しきれなかった革靴の汚れを取るのに使います。

今回は水性クリーナーの代表格、ステインリムーバーを使用します。

からぶき用の布

布

最後の仕上げで磨き上げるとき用の布を別途用意してください。
着古したTシャツを切って使うとかで十分です。

手順① ブラッシング、または布で拭き上げる

馬毛ブラシでブラッシング

まずは馬毛ブラシでブラッシングします。

革靴の表面に付着しているホコリの除去が目的です。

小野
ブラッシングの代わりに布での拭き上げでも構いません

その際、個人的には水拭きをオススメします。

濡らした布を可能な限り固く絞って、少し湿った布で拭き上げましょう

わずかに革が水分を含むことで、毛穴が開きます。
すると、この後リッチモイスチャーを塗ったときにより浸透しやすくなるのでオススメです。

ブラッシングと水拭きはどちらか一方で良いと思いますが、両方やっても良いと思います。

手順② クリーナーで拭き上げる

指に布を巻き、クリーナーを少量取ります。

布を指に巻く

クリーナーを取る

指にクリーナーの口を当て、一度だけひっくり返してください
それで布に浸み込んだ量で十分です。

クリーナーで汚れを除去

あとは革靴全体を拭き上げればクリーナーでの汚れ除去が完了です。

両足にクリーナーをかけ終えた状態がこちら。

クリーナーでの拭き上げ完了

手順② リッチモイスチャーを塗る

公式は布に取って塗ることを推奨しているようですが、個人的には素手で塗るのがオススメです。

で、やってみるとわかるんですが、リッチモイスチャーって

  • とろみの強い液体
  • 容器の出口?が以上に狭い

という特徴があり、出てくるのにめっちゃ時間がかかります

小野
なんならイラっとしますw

なのでぼくは容器のこの部分を取っちゃいます。

リッチモイスチャー、使いづらい

リッチモイスチャーのアレを取る

塗りすぎのリスクもある行為なので、自己責任でやってください。

手に取ってみると、下の写真のように無色透明でとろみのある液体であることがわかります。

リッチモイスチャーの中身

ちなみに無臭です。
上の写真は撮影用に多めに取りましたが、実際に使う場合はもっと少なくて大丈夫。

で、手に適量を取りましたら、

リッチモイスチャーの適量

このくらいの、手に取れてるんだか取れてないんだかよくわからないくらいの量で十分です。

靴全体に塗り込んでいきます。

リッチモイスチャーを塗り込む

ヌリヌリ

両足に塗り込んだ様子がこちらです。

両足にリッチモイスチャー

クリーナーをかけた状態と比べて、潤ったことで色が濃くなっているのがわかりますね。

ただ、ワックスが含まれているので少し曇っている印象を受けます。

手順③ 10~20分ほど待つ

オイル系は何でもそうですが、浸透するまで少し時間を置いた方が良い仕上がりになります

10~20分くらいで十分だと思うので、しばらく待ちましょう。

(オプション)豚毛ブラシでブラッシング

リッチモイスチャーのみでお手入れを完了させる場合は、豚毛ブラシも用意し、ブラッシングを追加してあげるのがオススメです。

豚毛ブラシでのブラッシングを加えることで、よりツヤが出てキレイに仕上がります

手順④ 布で磨き上げる

最後に、布で拭き上げましょう。

いつもの靴磨きと同じ要領で拭き上げてください。
徐々に光沢が出てくるのがわかるかと思います。

また布で磨き上げた後、ストッキングを使ってさらに磨くこともオススメ。より光沢が強く仕上がります。

ちなみに、リッチモイスチャーを塗った後に通常の靴磨きをされる場合はこの磨き上げの工程はやらなくてもOKです。

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完成!

ここまでがリッチモイスチャーでのお手入れ手順です。前後を比べてみましょう。

こちらが、お手入れ前。クリーナーで汚れ落としをした状態です。

クリーナーでの拭き上げ完了

こちらが、リッチモイスチャーでお手入れをした後の革靴です。

リッチモイスチャーでお手入れ完了

小野
潤ってる感ありません?

油分が補給されたことで若干靴の色が濃くなっているのがわかりますか?
また、ワックスの効果で光沢も出ているように見受けられます。

ちなみに、向かって左側(右足)は布での磨きのみ。右側(左足)は豚毛ブラシでのブラッシングとストッキングでの磨き上げを追加しています。

右側の方が光沢が出てますよね。

リッチモイスチャーの使用上の注意点

公式ではこんな感じで注意が載ってます。

【使用上の注意】●シミや色落ちする革もありますので、目立たない所で試してからご使用下さい。●クリームが乾く前に磨きますとベタつきが残る場合があります。●スエード・ヌバック等の起毛革、ヘビ革・ワニ革、素仕上げヌメ革、エナメル革、その他特殊な革や布製品には使用できません。●使用後はキャップをして、高温・直射日光を避け、小児の手の届かない所に保管してください。

注意① シミになることがある

リッチモイスチャーは浸透力が抜群です。

そこがいいところなんですが、浸透力が強いってことはシミにもなりやすいんですよね。

  • 乾燥しまくってる革靴
  • 色が薄い革靴

これらに使用する際は、シミにならないように注意する必要があります。

タンと羽根が重なる部分など、目立ちにくい場所に軽く塗って、シミにならないことを確認してから使いましょう

注意② ベタつきが残る場合がある

十分に浸透する前に拭き上げたりすると、ベタつきます

待ちきれないのはわかりますが、少し落ち着いて時間をおいてから磨くようにしましょう。

小野
使い方で言えば「手順③を飛ばすな」ってこと

また、塗りすぎには注意してください。

革には吸収できるオイルの量に限度があります。
リッチモイスチャーはオイルがとても多く含まれている製品ですので、塗りすぎると吸収しきれなかったオイルがベタつきなどの原因になります

あくまで薄く塗っていくということを意識しましょう。

注意③ 使えない革もある

  • スエード・ヌバックなどの起毛素材
  • ヘビ革・ワニ革などのエキゾチックレザー
  • ヌメ革
  • エナメル革

これらには使えないので注意してください。

自分が持っている革靴に使えるかどうか不安な場合は、靴を買ったお店やリッチモイスチャーの製造元であるコロンブス社に問い合わせてから使用するのがよいと思います。

注意④ 保管場所に気を付けよう

どんなお手入れ用品でもそうですが、保管場所には気を付けてください。

直射日光や高温多湿の環境は成分が変質する原因になりがちですので避けましょう。

また天然成分が多めとはいえ、子供の手の届く場所には置かないのが基本です。

リッチモイスチャーのメリット 革靴好きたちを魅了する4つの理由

リッチモイスチャーの効果と使い方はわかったと思います。

ここまで読んだ方なら予想できるかもしれませんが、ここでリッチモイスチャーが革靴好きたちを魅了する理由をご紹介いたします。

理由① 履き心地が良くなる

オイルの成分が多いので、革への浸透力がめっちゃ強いです。

結果として、革が柔らかくしなやかに仕上がります

小野
つまり履き心地がよくなります

これはもうやってみないとわからないので、気になる方は今すぐ買って試してください。

そして局所的に柔らかくすることで、革靴の気になる部分のお手入れにも使えます

それは別記事で紹介しますね。

理由② 革靴を長持ちさせてくれる天然成分が嬉しい

まず、革靴に余計な負荷を与えない中性ってのがいいですね。

またアルガンオイルに代表される抗酸化作用により、革靴の劣化を抑えてくれる効果があるのが嬉しいです。

大切な革靴、長く履きたいじゃないですか。
リッチモイスチャーはそのお手伝いをしてくれます。

理由③ 1本でお手入れ完了できる

ワックスも含まれていて適度なツヤも出せる製品です。

リッチモイスチャーだけでお手入れを完結できるように設計されています。

(ぼく含め)靴好きの方は、リッチモイスチャーで終わらせず靴磨きもされる方が多いとは思いますけどね。笑

理由④ たいていの靴に使用できる

使えない革もありますが、スムースレザーの革靴ならだいたいどんな靴にも使用できます

無色なのがいいですね。
下手に色が付いてると、その色の靴にしか使えなくなってしまいます。

リッチモイスチャーのデメリット

これだけ優れた製品なわけですが、デメリットもあります。

購入する場合はデメリットを知っといた方がいいので、ご紹介しますね。

デメリット① 価格が高い

リッチモイスチャー、なんと税別で3000円もします

小野
高すぎwww

リッチモイスチャーは大別するならデリケートクリームに該当する製品です。

だいたいのデリケートクリームが1000円前後で購入できる中、3000円というのはかなり強気なお値段と言っていいでしょう。

まぁ、主成分であるアルガンオイルってめっちゃ高いので、仕方ないんですけどね。
ピュアなアルガンオイルって、50mlで3000円くらいしますから。

小野
高いってのがたぶん最大のデメリット

デメリット② 出づらすぎる

使い方の手順②で解説しましたが、本当に瓶から出てこないんですよw

小野
例のパーツを取り外せば解決ですが、塗りすぎのリスクが上がりますからね・・・

改善してほしいポイントです。

デメリット③ 水分が少ない

革靴には水分と油分の両方が必要です。

リッチモイスチャーはオイルに重きを置いた製品ですので、水分は限りなく少なくなってます。

乾燥している靴に使用する場合は、水分補給を別の製品で補ってあげる必要があるかと思います。

デメリット④ 光沢はかなり抑えめ

ロウ分(カルナバワックス)が含まれていますが、これで出せるツヤはそこまで強くありません

リッチモイスチャーの仕上がりが好きな方はいいですが、物足りないという方も多いと思います。

そういう場合は別途、靴クリームを使って靴磨きをする必要があります。

追加で靴磨きをする場合、ロウ分は逆に邪魔になりますよね。

すでに靴に膜が張られた状態になってるわけですから、靴クリームの成分が浸透しづらくなります

小野
個人的にはロウ分は不要

リッチモイスチャー、総合的にはオススメできる製品です

改めてリッチモイスチャーの良い点をまとめると

ポイント

  • 革靴の履き心地がよくなる
  • 靴に適度な油分・栄養分を補給、革靴が長持ちする
  • これ1本でお手入れ完了できる
  • たいていの革靴に使える

こんな感じ。

たしかに値段が高いとか、使いにくい点も多いです。

しかし革靴への効果は抜群。
最強のお手入れ用品の1つと言って差し支えないでしょう。

小野
実際ぼくも愛用していて、満足しています

特に革靴初心者の方は、これ1本でお手入れしてもぜんぜん問題ないんじゃないでしょうか。

たいていの靴には使用できますし、誰にでもオススメできる商品だと言えます。

懐事情にお困りでない方は、ぜひ一度お試しいただきたい製品です。

この記事に登場したアイテム

ブートブラック リッチモイスチャー

ステインリムーバー

馬毛ブラシ

豚毛ブラシ

-お手入れ・靴磨き
-,

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