お手入れ・靴磨き

最強靴クリーナー、レノマットリムーバーで革靴をすっぴんにする方法

レノマットリムーバー
なんか最近、靴が汚れてきている気がする。ちゃんと汚れを落として、キレイに履いてあげたい
汚れてる人
革靴の汚れが気になる人
何か月も靴クリーム塗ってばかりだから、たまには一度全部落として、しっかりお手入れしてあげたい
厚化粧
厚塗りが気になる人

こんなお困りごとを革靴のお手入れ歴10年超のぼくが解決します。

これまで数々の靴クリーナーを使ってきましたが、その中でも特に強力なクリーナーを今回はご紹介します。

この記事を読めば、靴のお手入れにおける最強ランクの汚れ落としができるようになるはず。さっそくいってみましょう。

最強汚れ落とし、サフィールのレノマットリムーバー

レノマットリムーバー

今回ご紹介するのはサフィールのレノマットリムーバーです。

小野
こいつの汚れ落とし能力はやばい

レノマットリムーバーは超強力クリーナー

フランスのシューケアブランド「サフィール」が出しているクリーナーの一つです。

  • 古い靴クリーム
  • 鏡面磨きしたワックス
  • 靴に大量発生したカビ

こういった汚れをすべてキレイさっぱり落とせる強力なクリーナーです。

レノマットリムーバーのヤバイ洗浄力の秘密は有機溶剤にあります。

分離したレノマットリムーバー

小野
どうですかこの分離ぐあい

この有機溶剤が油性の汚れも含めてすべてを叩き落してくれるわけです。

有能だけど、有害性もある

実際に使ってみるとわかりますが、すごく科学的な匂いがします。

ツーンと鼻を突く匂いです。
シンナーとか、そんな感じでしょうか。

実際、容器の裏にはこんな注意書きも。

レノマットリムーバーの注意書き

小野
本能的にやばそうな感じがする

このやばそうな2つのマークは、化学薬品等の危険度を示す基準として世界的に用いられているGHSという規格に基づいた表示です。

GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)とは、化学品の危険有害性(ハザード)ごとに分類基準及びラベルや安全データシートの内容を調和させ、世界的に統一されたルールとして提供するものです。GHSは2003年7月に国際連合から勧告され、その後定期的な更新が行われています。日本を含め各国で、化学品の分類や表示についてGHSを導入して行っています。

引用元:環境省_GHS

裏に書いてあるマークは「火のマーク」と「ビックリマーク」の2つ。それぞれの意味はこんな感じ。

火のマーク
可燃性または引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む)、エアゾール、引火性液体、可燃性固体、自己反応性化学品、自然発火性液体、自然発火性固体、自己発熱性化学品、水反応可燃性化学品、有機化酸化物

ビックリマーク
急性毒性(区分4)、皮膚刺激性、眼刺激性、特定標的臓器(区分3)、オゾン層への有害性

簡単にまとめると、こうですね。

レノマットリムーバーのヤバイ特徴

  • 引火しやすい
  • 急性毒性がある
  • 化学反応が起きやすい
  • 皮膚に触れるとヤバイ
  • 目や口に入るともっとヤバイ

レノマットリムーバーを使うときの7つの注意点

普通にやばいヤツやんけ・・・
焦っている猫
ヤバみを感じる人
小野
正解です。

なので、レノマットリムーバーを扱うときには以下の7点に注意して使いましょう。

注意点

  1. 子供
  2. 火気厳禁
  3. 風通しの良さ
  4. ニオイを嗅がない
  5. 保管場所に気を配る
  6. 皮膚に付いたら洗い流す
  7. 目に入ったら速攻で病院へ

逆に、これさえ守っておけば大丈夫。1つずつ簡単に説明します。

注意点① 子供に要注意

これが一番重要かもです。

小野
子供の手の届く場所には置くな

やべぇ物質だということを頭に叩き込み、

  • 子供に触れさせない
  • 子供が近くにいるときは使わない

これだけは守るようにしてください。

革靴好きのおっさんより幼い子供の命の方が重いです。

注意点② 火気厳禁

火が付きやすい物質が含まれているようです。

石油ストーブなど、火の気のある場所では使わないようにしましょう。

冬は特に注意が必要です。

注意点③ 風通しの良いところで作業する

できれば外で作業するのが望ましいです。

でも靴磨きを外でするのは難しいとは思いますので、せめて換気をしっかりしましょう

クーラーや暖房を付けながら、締め切った部屋で使うなんてもってのほかです。

注意点④ 直接ニオイを嗅がない

中学校の時、塩酸とかの匂いを嗅いだことはないでしょうか?

化学の授業で口を酸っぱくして言われたはずです。

化学の先生
口うるさかった先生
危険物の匂いを嗅ぐときは、直接嗅がずに手で仰ぐようにして嗅げ

と。レノマットリムーバーも同じです。直接鼻を近づけて嗅ぐのは止めておきましょう

注意点⑤ 保管場所は要注意

下記のような場所は避けて保存してください。

  • 直射日光が当たる
  • 火の気がある
  • 高温多湿

注意点⑥ 皮膚に触れたら洗い流す

直接皮膚に触れないようにしましょう。

少しくらいなら問題ありませんが、大量にかかってしまったらすぐに水で洗い流すようにしてください。

皮膚への影響は個人差があります。もし皮膚に異常が出てくるようであれば、病院に行ってください

注意点⑦ 目に入ったら速攻で病院に行く

小野
言わずもがな

万が一目に入ってしまった場合は、なるべく早めにお近くの眼科に行ってください

その際はタクシー等を使って、念のため自分での運転は避けましょう。

レノマットリムーバーの使い方

それではいよいよ、レノマットリムーバーの使い方を解説していきます。

準備するもの

レノマットリムーバーを使うときに必要なものは主に以下の4つです。

  • レノマットリムーバー
  • 保湿用クリーム
  • 綿100%の布
  • 馬毛ブラシ

レノマットリムーバー

レノマットリムーバー

ちなみに上で説明した通り、かなりすごい匂いがします。

小野
こぼさないように気を付けろ

ぼくのレノマットリムーバーがかなり減ってるじゃないですか。これは実際にこぼしたからです。

嫁が過去例をみない勢いで怒ります(見たことない顔してました)。

保湿用のクリーム・オイル

ブーツブラック モイスチャーローション

レノマットリムーバーはその強力さゆえ、革靴に大きな負荷をかけてしまいます。

使用後はかなり乾燥するので、保湿とセットで使用しましょう。

ぼくがオススメするのは以下の3つ。

オススメの保湿クリーム・オイル

  1. タピール レーダーオイル
  2. ブートブラック リッチモイスチャー
  3. 各種デリケートクリーム

一番のオススメはタピールのレーダーオイルです。ただし今回はレーダーオイルが切れてたので、ブートブラックのリッチモイスチャーを使いました。

それぞれ詳細な説明と使い方は別記事で解説しているので、参考にしてください。

どちらも手元に無い場合は、各種デリケートクリームでもOKです。「用途別オススメ靴クリーム一覧」の記事でオススメを紹介しているので参考にしてください。

布(綿100%)

布

着古したTシャツの切れ端とかで十分です。

馬毛ブラシ

馬毛ブラシ

レノマットリムーバーを使う前に、一度馬毛ブラシでブラッシングを行います。

オススメの馬毛ブラシを以下の記事で紹介しているので、お持ちでない方は1本買ってください。革靴を持つなら、馬毛ブラシは必須です。

オススメの馬毛ブラシ
【予算・価格帯別】オススメ馬毛ブラシ厳選紹介

続きを見る

レノマットリムーバーを使う流れ

レノマットリムーバーの使い方

容器のラベルに使い方が書いてます(絵だけですが)。

これに保湿を加えると、使い方の流れはこんな感じです。

見出し(全角15文字)

  1. ブラッシング
  2. よく振って混ぜる
  3. 布に少量取って拭く
  4. 少し時間をおく(15分程度)
  5. クリームやオイルで全体を保湿

手順① 馬毛ブラシでブラッシング

馬毛ブラシでブラッシング

靴ひもをほどき、いつもの馬毛ブラシで革靴をブラッシングしましょう。

細かくシャカシャカやるというより、手を大きく使ってブラシをかけるのがコツです。

手順② レノマットリムーバーを良く振って混ぜる

上の方でも紹介しましたが、レノマットリムーバーは混ざる前はかなり成分が分離してます。

これを思いっきり振ってあげることで、混ざって白濁色になります。この状態になってから使いましょう。

レノマットリムーバーの分離状態

混ざった状態のレノマットリムーバー

手順③ レノマットリムーバーを布にとって優しく拭き上げる

良く混ざったレノマットリムーバーの口に布を押し当て、

レノマットリムーバーの口に布を押し当てる

容器を逆さにし、すぐに元に戻します。

レノマットリムーバーを逆さにして少量を取る

こうやって、少しだけ布に取るようにしてください。

その後、革靴に軽く当てて優しく拭き上げます。

この時、ゴシゴシと力を入れるのは避けましょう

小野
表面を優しく撫でるイメージです

レノマットリムーバーは、有機溶剤で革靴についた汚れを溶かし、それを拭きとることで汚れを落とすという仕組み。従って力を入れる必要はありません。

小野
革靴が痛まないよう、あくまで優しく

レノマットリムーバー、メッチャ汚れ落ちる

全く力を入れなくても、このくらいスルスル落ちていきます。すごい。

そして、拭きあがったのがこちら。
向かって右側(左足)がレノマットリムーバーですっぴんになった方です。

レノマットリムーバー使用前後の比較画像

両足とも拭き上げたら、レノマットリムーバーの出番は終わりです。

不安な場合は使う前に要確認

靴によっては、レノマットリムーバーが強力すぎて使えないケースがあります

不安な場合は、実際に使う前に念のためチェックしましょう。

靴の内側やタンと羽根が重なる部分など目立たない場所に少し塗り、15分放置してください。

目立たない場所:靴の内側

目立たない場所:タンの裏

変色などの異常が見られなければ、使っても問題ありません。

手順④ 15分ほど休ませる

両足ともにレノマットリムーバー使用

レノマットリムーバーを塗った後、15分ほど革靴を休ませてあげてください。

その間に保湿の準備をしましょう。

手順⑤ クリームやオイルで保湿

リッチモイスチャー使用前後の比較

保湿が終わったのが上の写真。すっぴん状態と比べて潤いが増しているのがわかるでしょうか。

なお今回は上述の通り、ブートブラックのリッチモイスチャーを使用しました。使い方は以下の記事を読んでください。

リッチモイスチャーの使い方
リッチモイスチャーの使い方と注意点 靴好きをここまで魅了する理由

続きを見る

レノマットリムーバーを使う頻度

レノマットリムーバーはかなり強力なクリーナーです。革へのダメージも大きい。

ですので、レノマットリムーバーで完全にすっぴんにするのは多くても3~6か月に1度
できれば年に1回くらいまでに抑えるようにした方がよいように思います。

クリーナーは目的に応じて適切な強さのものを使うことが大切です。以下の記事で用途別のオススメクリーナーを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

オススメの革靴クリーナー
最強の革靴クリーナーはどれ?利用シーン別のオススメを厳選紹介

続きを見る

まとめ:取扱いに注意して有効活用しよう

レノマットリムーバーを使うとすごく簡単に革靴をすっぴん状態まで持っていけます。

すっぴん状態は靴クリームの浸透もよくなり、フルメンテナンスをするには絶好の状態です。

一方、それは革がダメージを受けやすい状態になることも意味します。また、レノマットリムーバー自体から受けるダメージも大きいです。

レノマットリムーバーは、成分も100%安全というわけではありません。
万が一の時は人間にもダメージがあるくらいですから。

便利ですが、扱いには注意しましょう。
上手に使えば、我々革靴好きの強い味方になってくれる製品です。

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