Webディレクターの5つのタイプと特徴・得意分野まとめ

Webディレクターの5つのタイプと特徴・得意分野まとめ
Webディレクターって奇人変人ばっかで得意分野がそれぞれ違うって聞いたんだけど、どんな人がいるの?
Webディレクターになりたい人
Webディレクター志望者
小野
Webディレクターは経歴によって大きく5つのタイプに分かれます

Webディレクターにはいろいろなタイプがいますが、その違いは主に本人の経歴によるところが大きいです。

Webディレクターのタイプ

  1. ピュア
  2. デザイナー出身
  3. エンジニア出身
  4. マーケター出身
  5. その他職種出身
小野
大きく分けるとこの5つのタイプに分かれます

今回は現役Webディレクターのぼくが、超個人的な主観に基づいて、これら5つのタイプそれぞれの特徴と得意分野について解説したいと思います。

5つのタイプ別!Webディレクターの特徴&得意分野

Webディレクターの5つのタイプまとめ

さて。
早速ですが、これら5つのタイプごとに、それぞれのWebディレクターの特徴と得意分野を1つずつ紹介していきます。

Webディレクターのタイプ

  1. ピュア
  2. デザイナー出身
  3. エンジニア出身
  4. マーケター出身
  5. その他職種出身

タイプ① ピュアWebディレクター

  • 器用貧乏
  • ディレクション力が相対的に高い

新卒からWebディレクターになって、それ以外の職種を一切経験していないWebディレクターです。

特徴として、ディレクター歴が相対的に長いので、ディレクション力が高い人が多い。そしてコミュニケーション能力に秀でています

ただしずば抜けて得意な領域ってのもありません。

小野
ズバリ「器用貧乏」な一面がある

ピュアWebディレクターの得意分野

どんな分野でもそつなくこなしますが、比較的大規模なWeb制作が得意な人が多いように思います。

プロジェクトで関わる人の数が多いほど、各チームメンバーの能力を適切に発揮させ、より良い成果を残すことができます。

タイプ② デザイナー出身Webディレクター

  • エンジニアとも仲良し
  • クライアントの評価が良い傾向
  • 細かい手戻り・修正が比較的少なめ

デザイナーをやっていたけど、Webディレクターとして職種を変更した方々です。

比較的人数は多め。特に、なんとなく女性が多い気がします。

当たり前ですがデザインが得意。それゆえにワイヤーなど初期段階から制作物のクオリティが高い傾向にあります。

ですので初期からクライアントのテンションが上がりやすいですね。そのためクライアントとの関係が良好なケースが多いように思います。

最初から最後までクライアントとの関係が良いので、最終的なクライアントの満足度が最も高くなりやすいのがこのタイプのWebディレクターな気がする。

そして過去に自分が苦労しているからか、テキストの修正など、細かい手戻りが少ない印象です。

デザイナー出身Webディレクターの得意分野

コーポレートサイトやブランドサイトなど、比較的小規模なWebサイト制作が得意な方が多いです。

各種の賞を受賞しちゃうような、ビジュアル面に秀でたWebサイトを作れるタイプですね。

タイプ③ エンジニア出身Webディレクター

  • 人数が少ない
  • 仕事人タイプ
  • 炎上リスクが低め

エンジニアをやっていたけど、Webディレクターとして職種を変更した方々です。

人数は比較的少なめ。エンジニアもそうなので、男性が多いです。

納期をきっちりと守り、求められたものを確実に仕上げてくる仕事人タイプ。

システム部分などは、修正が発生した際に最も納期に影響する部分です。そこへの理解が深いため、炎上リスクが最も低いのがこのタイプのWebディレクター。

小野
すごく安定的に成果を出すチームになることが多い

エンジニア出身Webディレクターの得意分野

大規模Webサービスの開発が得意です。

会員登録や決済機能など、複雑な機能を多数搭載したWebサービスの開発を安定的に仕上げる能力に秀でています。

タイプ④ マーケター出身Webディレクター

  • 成果を意識した制作が得意
  • 開発工数が膨らみがち
  • すぐ転職しがち
小野
ぼくがこれ

マーケターをやっていたけど、Webディレクターとして職種を変更した方々です。

人数的にもそこそこいます。でも事業会社にいるケースが多い。

制作会社ではパフォーマンスを発揮しきれません。

SEOなどのマーケティング施策に明るいので、それを踏まえた設計ができるのが特徴。

ただしマーケティング的な要件を盛り込むことで、開発工数は相対的に膨らみがちな印象ですね。笑

手前味噌ですが、このタイプは転職市場でかなり人気があります。すぐ転職する。

マーケター出身Webディレクターの得意分野

メディアやECなど、事業成果に直結するWebサービスの制作が得意です。

制作だけなら、これらのWeb制作はエンジニア出身Webディレクターの方が上手なんですけどね。

マーケター出身の場合、制作後の事業成長も加味して要件を決められるため、スタートダッシュが早く効率的です。

特にSEOが得意なWebディレクターですと、リリースしてから大規模改修が必要になるケースは少ないと思います。

タイプ⑤ その他職種の出身

  • 特定業界で力を発揮
  • 相対的に炎上しやすい
  • 優秀な補佐がいると化ける

Web制作の現場以外にいた人が職種を変更したパターンです。

「営業がディレクターを兼ねてる」「元アパレル店員だけど転職しました★」とかのケースが多い。

元の職種の経験を活かせる業界のWeb制作では大きな力を発揮します。

ただし、そういった仕事は必ずしも多くはありません。全体で見ると、ぶっちゃけ最も炎上しやすいタイプです。

チームメンバーが「早く何とかしないと」と思うのはだいたいこのタイプのWebディレクター。

一方でクライアントとの関係構築はうまい傾向にあります。

Web制作を深く理解している補佐役がいると、一気に良いチームになることがあるのも特徴です。

優秀なエンジニアやデザイナーなどがチーム内にいて、対等に話を進めることで炎上リスクが下がります。そうすると成果物も良いものになりますね。

小野
逆にそういう存在がいないとチームが疲弊しがちな印象

その他職種出身のWebディレクターの得意分野

ニッチな業界のWeb制作が得意です。

自分の経験を活かせる業界のWeb制作だと圧倒的な能力を発揮します。

また、クライアント理解が得意な方も多いので、時に爆発的な成果を残すことがあります。

特に営業出身のWebディレクターはその傾向がある気がしますね。継続発注につながりやすいタイプかもです。

まとめ:得意分野を意識しよう

Webディレクターのタイプ

  1. ピュア
  2. デザイナー出身
  3. エンジニア出身
  4. マーケター出身
  5. その他職種出身

Webディレクターはタイプごとにそれぞれ特徴・得意分野があります。

小野
依頼される仕事もそれぞれです

自分の得意分野を見つけて、それを意識して仕事をしましょう。そうすると、Webディレクターとしてより成長できると思います。

-Webディレクター