家が欲しいなら絶対知るべき「実印の選び方」4つのポイント

家造り第一章・土地&住宅会社選び編 日記

家が欲しくて実印を買うなら、絶対に抑えておくべき4つのポイント

子供も大きくなったし、今の家だと手狭だな…

ヤドカリ
家探し民

結婚したし、金利も安いし、家が欲しい!

ヤドカリ
家探し民
小野

そんなあなたが、まずやるべきこと。それは・・・

実印をつくりましょう

ぼくは注文住宅を建てようと決め、先日土地の契約をし、住宅会社への申し込みも行いました。

家は一生で最大の買い物と言われます。失敗すると人生が狂いかねません。

ぼくは後悔しないためにも、「家が欲しい」と思ってからの最初の1か月は勉強に費やしました

でもこれ、普通に失敗でしたね。笑

まず最初にやるべきは「実印をつくる」ことだと思います。

これから住宅を購入しようと考える人が、ぼくと同じ失敗をしないためにも・・・

今回は不動産購入における実印の重要性選び方について解説したいと思います。

家を手に入れるには実印が必要!!

家を手に入れるには実印が必要!!
小野

まずは実印の基本的なところをご説明しますね

実印とは、市区町村に登録することで公的に認められた自分専用のハンコのことを言います。

そして市区町村の役所にハンコを登録することを「印鑑登録」といいますので、覚えておきましょう。

印鑑登録がされてないと、そのハンコは「実印」とは呼べないので注意です。

「実印」という名前のハンコは存在しない

実印」とか「実印用」とかいうハンコが売ってるわけじゃないんですね。

小野

これ知らなかったって人も多いんじゃないでしょうか(ぼくは知りませんでした)

あくまで「役所に印鑑登録したハンコ」が実印です。

(後述の)条件を満たしさえすれば、どんなハンコでも実印として使うことができます

逆に、たとえ100万円の価値があるハンコでも、印鑑登録されていなければ「実印」とはみなされません。

持ち家が欲しくなったら実印を用意しよう

冒頭でお伝えした通り、家が欲しくなったら、まずは実印を用意することをオススメします。

というのも、住宅ローンの契約や融資実行に実印が必要だからです。これについては前回も書きましたね。

実は不動産取引するだけなら実印は不要だったりしますが、家を買う(建てる)となると、ほとんどの人が住宅ローンを使いますよね。

そんな理由から、実質的に実印は必須になってます。

小野

現金で一括払いするという猛者はここから先はもう読まなくてもOKです

家や土地を買うことが決まってからでは遅い

家や土地を買うことが決まってからでは遅い
小野

なぜぼくが「まずは実印をつくれ」と言ってるのか

それは、後回しにすると激しく大変なことになるからです。

ここではその辺を詳しく解説します。

実印を使うのは購入申し込みの2~3週間後

家や土地を購入する場合、だいたい以下のような流れで取引が進みます。

家・土地購入の流れ

① 住宅ローン事前審査
② 購入申込み
③ 売買契約締結・手付金支払い
④ 住宅ローン本申込み
(本審査)
⑤ 残金決済・引渡し
⑥ 引越し・入居

で、「② 購入申込み」のタイミングで

この物件いいね!申し込もう!

ヤドカリ
家探し民

となってから、「④ 住宅ローン本申込み」で実印が必須となるまで2〜3週間ほどしかありません

ちなみに「③ 売買契約締結」でも実印を求められることがあります。そうなると更に短くなります(だいたい1週間〜10日間くらいです)

申し込み後に実印を用意するのは超大変

実印に使うような、しっかりしたハンコは、つくるのに数日かかることも多いです。

さらにハンコが完成して終わりじゃなく、次は平日昼間に役所に行って印鑑登録しなければいけません。

しかも、住宅ローンの本審査を行うためには、実印以外にも必要なものがたくさんあります。以下が一例です。

  • 住民票
  • 就業証明書
  • 源泉徴収票
  • 課税証明書
  • 物件関連資料

会社や役所関連の書類が多く、サッと準備できないものもあることがわかりますよね。

上記以外にも、銀行や申込者の属性によって提出が求められる書類は様々。

このように、実印や必要書類の全てを、購入申込後の2〜3週間で準備しなければいけません

小野

控えめに言ってキツイ

しかも基本的に昼間は働いてますよね。共働きの方も多いはず。

そうなると、物理的に時間が足りなくなる可能性だってあるんです。

ぼくは偶然にも時間があり、どうにかなりました

ここまで散々「実印は事前に用意しろ」と言ってますが・・・

ぼく自身が実印をつくったのは、実際に土地に申し込みを入れた後です。笑

小野

買付証明書を提出した翌日くらいに動き始めました

ぼくの場合は夫婦ともに育休中で時間があったので、スムーズに実印の用意が完了。

それでも1週間くらいかかりました。

さらに

  • 不動産会社による契約書作成で2週間くらいかかった
  • そもそも売主さんが半年先の引渡しを望んでいた

という特殊事情から、たまたま時間的にも余裕があったので何とかなりました。

しかし・・・!

仮にぼくら夫婦が2人とも普通に働いていて、売主様が売り急いでいた物件だった場合、かなり問題になっていたと思います。

というか、希望の土地を買えなかったかもしれません

できるだけ「すぐにお金を払える人」に売りたいと思うのは当然ですから。

ちょっとした準備不足で自分の気に入った土地が手に入らなかったかもしれないと思うと・・・

小野

正直、背筋がゾッとします

「家が欲しい」と思ったら、まずは実印を用意しよう

ぼくは家の購入にあたってかなり勉強しました。

そんなぼくが、なぜ実印の準備がギリギリになったかと言いますと・・・

面倒くさかったからです

実印は早めに準備すべきだって知ってたんですけどね。

これ、笑い事じゃないんですよ・・・。

人間ってついつい面倒ごとは後回しにしがちです。気をつけましょう。

実印って事前に用意しても全く問題ありません。

最終的に「家を買うのやめる」となったとしても、大人として実印は持っていて損は無いでしょう。

ですから「家が欲しい」となったら、ぜひとも実印だけは先に用意しておいてください

そうすることで、欲しい家や土地が決まった後の動きがスムーズになります。

準備が整っていれば、それが不動産会社や売主にも伝わり、売買交渉が有利になることだってあると思います。

ハンコを実印として使うための代表的な4つの条件

実印に使えるハンコの4条件
小野

それでは、実際の実印の選び方を解説します

自治体によって微妙に違いがありますので、詳細はお住まいの自治体に確認しましょう。

ここでは代表的な4つの条件をご紹介します。

実印にできる条件

  1. 8~25mm
  2. 氏名のみ
  3. 一般的な形と囲い
  4. 朱肉で押す丈夫なもの

実印にできる条件① 印影の直径が8~25mm

印影」とはハンコを押したときの朱肉の跡のこと。

印影サンプル

上記の画像でいうと「済」のマークのことですね。

で、実印に使えるハンコは印影の大きさに制限があり、8~25mm以内とされていることが多いです。

ただし一部の自治体では「20mm以内」ってところもあるようなので、10~20㎜ほどにしておくのが無難だと思います。

実印にできる条件② ハンコの中は氏名のみ

たまにアニメキャラや星などの図柄が入ったハンコが売ってますよね。

ああいうハンコは印鑑登録できません

基本的に実印に使えるハンコの中に入れられるのは、住民票に登録した戸籍上の氏名のみです。

女性は結婚等で名字が変わることが多いので、下の名前だけでハンコをつくる方もいるようですが・・・

フルネームであることが条件な自治体もあるようです。役所に事前に確認しましょう。

実印にできる条件③ 一般的な形と囲い

実印にするハンコは、

  • 楕円
  • 四角形

などの一般的な形である必要があります。

また朱肉で押した際に、氏名の周りに囲いが無かったり、欠けがあるようなものは印鑑登録を断られるようです。

画像

実印にできる条件④ 朱肉で押す丈夫なもの

シャチハタなど、押す際に朱肉を用いないハンコは実印にできません

また朱肉を使うものであっても、ゴム製など柔らかくて変形しやすい素材のものは印鑑登録できないようです。

家が欲しい人が実印を選ぶときのポイント4つ

家が欲しい人が実印を選ぶときのポイント4つ
小野

最後に、家が欲しい人が特に気を付けると良いポイントをいくつかご紹介します

これらはぼくが実際に不動産取引してみて感じた部分です。

参考にしてくださると嬉しいです。

家が欲しい場合の実印のポイント

  1. フルネーム
  2. 押しやすい材質
  3. 向きがわかりやすい
  4. 男性は大き目、女性は小さめ

家が欲しい場合の実印のポイント① 男女ともフルネームでつくる

ハンコにフルネームを入れるべきだと思います。

家を購入するとなると、多くの方が既婚ですよね。名字が変わる可能性は低めなはずです。

上述した通り、下の名前だけだと印鑑登録できない自治体もあるようですので、フルネームが無難じゃないでしょうか。

家が欲しい場合の実印のポイント② 押しやすい材質でつくられている

ぼくも初めて知ったのですが、ハンコをつくるための素材って本当にたくさんあります。

  • 木材(彩華、薩摩本柘植、など)
  • 金属(チタン、金、など)
  • 動物系(象牙、水牛角、など)
  • (メノウ、黒曜石、など)

それぞれ特徴が異なるみたいです。

ここで注目したいのが、不動産取引ではこれまでの人生で一番ハンコを押すことになる、ということ。笑

そのためとにかくハンコを押しやすい素材を選ぶことをオススメします。

朱肉のノリが良く、ハンコが平らでムラ無く均一に押せるものがいいですね。

  • 黒水牛
  • チタン
  • 象牙

具体的にはこの辺が押しやすいそうですよ。

・・・ハンコを押すのに失敗すると、訂正印(しかも実印で)を押すことになり、負の連鎖が始まります。せっかくの契約書類もゴチャゴチャして汚くなってしまいます。

ハンコを押すのが苦手な人もいると思いますし、少しでも押しやすい素材を選んでください。

家が欲しい場合の実印のポイント③ 向きがわかりやすい

上下の向きがわかりやすいハンコがオススメです。

曲がると少し恥ずかしいですからね。笑

具体的には、「アタリ」を付けるオススメします。

「アタリ」とはハンコ本体に付く、上下を表すマークのことです。以下の画像では、ハンコ本体に切り込みが入ることでアタリの役割をしていますね。

アタリを入れる場合は以下のような方法が一般的です。

  • シールを貼る
  • 切込み・彫刻を入れる
  • 天然石やガラスを入れる

(やり方やお店にもよりますが)1000円くらいのオプション金額でできると思います。

そんなに高くはないわりに便利なので、オススメです。

家が欲しい場合の実印のポイント④ 男性は大き目、女性は小さめ

男性は少し大きめ、女性は少し小さめのハンコにすることをオススメします。

具体的にはこんな感じ。

  • 男性:16~18 mm
  • 女性:12~15 mm

理由として、まずは手の大きさ

男性の方が手が大きいことが多いので、その分、大きめの方が押しやすいです。

次に・・・これは完全に個人的な意見ですが・・・

男性のハンコが女性より小さすぎると、少し恥ずかしい気がします。

家や土地を買うときって、夫婦の共同名義にすることが多いですよね。

となると、契約書上で夫婦の名前と実印が並ぶわけです。

この時、女性の実印の方が大きすぎると、男性としては威厳が無い感じがするんです。せめて同じ大きさであってほしい。

小野

まぁ、繰り返しになりますが、これは完全にぼくの主観です

大きすぎるのも困りものです

ちなみに、実印は大きすぎるのもオススメしません

収入印紙への割印、訂正印を押すときなど、大きいハンコはかなり押しづらいです。

また上述の通り、大きすぎるハンコは自治体によって印鑑登録できないこともあります。

実印は大きくても20mmくらいまでがオススメです。

ぼくの実印の仕様を公開します

ぼくの実印の仕様を公開します
小野

参考として、ぼくが今回つくった実印の仕様をご紹介します

以下の通りです。

  • チタン製
  • 直径16.5 ㎜
  • フルネーム
  • アタリ付き

朱肉のノリが良く、耐久性があって曲がりも少ないチタン製にしました。

小野

キャンペーンをやってて値段もそれほど高くなかったです

みたらしは以前から実印を持ってたんですが、それが15mmだったので、それよりちょっとだけ大きいサイズにしました。

フルネームで、上下がわかりやすいようにガラス?石?でアタリも付けました。

はんこプレミアムがオススメ!

ハンコ屋さんなんて知りませんし、普通にお店に行くと高いと思ったので、ぼくは安くて便利なネットショップで購入しました。

いくつか候補はありますが、その中でも

  • 大手で安心
  • 納期が早い
  • 納品が丁寧
  • そして安い

という点から、はんこプレミアムで購入

ぼくの実印はぶっちゃけ少し高級な仕様です。一生で1つしかつくらないものだと思ったので、ちょっと良いやつを買いました。

が、それでも1万円くらいです。他のショップとも比較しましたが、一番安かったですね。

実印をつくる際ははんこプレミアム、オススメです。

ぼくが実際に作った際の経験談も以下の記事で公開していますので、良ければ参考にどうぞ。

まとめ:家が欲しくなったらまずは実印をつくろう

家が欲しい場合の実印のポイント

  1. フルネーム
  2. 押しやすい材質
  3. 向きがわかりやすい
  4. 男性は大き目、女性は小さめ
小野

いざ欲しい物件が見つかってからでは、手遅れになる可能性もあります

ぼくは危うく希望の土地を買い損なうところでした。

もしも・・・

ようやく見つかった理想の物件を・・・

実印を用意できていなかった程度のことで・・・

手に入れることができなかったら・・・。

怖すぎですね。一生後悔しそうです。

時間的に余裕があるうちに、実印をつくっておくことを本気でオススメします。

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