こんにちは、小野です
前回まで、ルームメイツと街家工房のファーストプランをご紹介してきました。
今回紹介するのは、ぼくらが申し込みを行ったツリーハウジングのファーストプランです。
ツリーハウジングの1stプラン:面白みはあるし、予算内なのが良い
それでは早速、プランの内容を紹介していきましょう
ツリーハウジングがつくってくれた間取りがこちらです
この間取りを見て、ぼくらが感じたポイントが以下の通り。
ツリーハウジングの1stプラン
- 床面積が抑えめで予算内
- 平面図のみの提案は微妙
- 駐車場はあえて1台だけ
- LとDを分離した間取り
- 和室は面白いかも?
- パントリーが小さい
- リビングは勾配天井
- プライベートな庭
- 2階がトリッキー
POINT① 床面積が抑えめで予算内
まず、一番大切と言ってもいい予算!
予算は事前にお伝えしていた金額に収めていただきました。その中にも
- 床下暖房
- 造作手洗い
- 和室の小上がり
- ダクトレス一種換気
などが盛り込まれており、過度に節約したプランではなかったのが好印象です。
予算にうまく収めることができたのは、延床面積が35坪強と、これまで紹介した2社よりもコンパクトにまとめられたからでしょうね。
POINT② 平面図のみの提案は微妙
これ、間取りには直接関係ないんですが・・・
ファーストプランの提案時、用意された資料は平面図(=間取り図)だけでした。
他にも見積もり表はありましたが、ちょっと資料が少なすぎるのでは?
他社は
- 立面図
- 配置図
- パース
などが添えられていることが多く、家の外観と周囲の状況もイメージできる状態で提案してくれることが多かったんです。
それが、ツリーハウジングは間取り図のみ。しかも方位すら記載されてませんでしたからね。笑
わたしは平面から立体を想像するのがとても苦手なので、どんな家になるのか全然想像できませんでした
内容は別として、提案としては35点ですね(100点満点)
POINT③ 駐車場はあえて1台だけ
駐車場、1台にしていただいたんですね
はい、お二人のライフスタイルや、立地を考えると1台でも大丈夫だろうと考えました
また、あえて駐車場計画を現在の古屋と全く同じにしてあります。コスト的に大きく有利になる可能性があるので!
はい、ここで背景を説明。
ぼくらが契約した土地には現在、売主様が住んでます。もちろん駐車場付きです。
担当設計士の濃タッチさんが言ってるのは、現在の売主様の家と全く同じ位置・台数で駐車場を計画したってことです。
まず、2台分の駐車場をつくろうとすると、残土処分でそれなりのコストが発生します
小野家の土地は南側道路(画像の下側)と1m弱の高低差があります。
ここを駐車場にするには、土を廃棄しなければいけないため、そのための費用がそこそこ発生するとのこと。
さらに、現在の駐車場と位置を揃えることで、地盤改良によるコストアップのリスクを最低限にできます
じつは、この駐車場の下には古い浄化槽が埋設されています。これは土地の重要事項説明書にも記載されているので、把握しておりました。
古い浄化槽は今回撤去します。もちろん浄化槽の撤去で生じた空間は、土で埋め直す必要があります。
で、埋め直した場所は地盤がユルユルになります。
埋め直した場所であっても、駐車場くらないら何もしなくても大丈夫。舗装するだけで駐車場として使えます。
一方、埋め直した場所の真上や近くに家を乗せようとすると、100%の確率で地盤改良が必要になってしまいます。
小野家の土地はもともと地盤が頑丈な地域ですから、地盤改良が不要になる可能性も高いんです。
そこにあえて浄化槽がある位置に建物を持ってくると、地盤改良が発生が必ず発生して数十万円以上のコストアップに繋がります。
それはもったいないので、現在の駐車場計画にならってプランニングしたとのことでした。
POINT④ LとDを分離した間取り
LDKの間取りですが、キッチンを間に挟んでリビングとダイニングが分離する形になってます。
キッチンとダイニングが横並びになってるのは家事動線としては優秀ですね。
ただしリビングとダイニングがこれだけ離れると、つながり感が薄れる気がします。
ぼくは食事が終わった後もダイニングで晩酌する予定です。他の家族がリビングでくつろぐぐ中、1人だけダイニングにいるのは少しさみしいかも
POINT⑤ 和室は面白いかも?
これが今回のプランで最大の特徴です
LDKに隣接した和室は、南面が大きな掃き出し窓、それ以外の3方向が引き違い戸などで区切られていて、ちゃんとした壁が1つもありません。
これらの戸をすべて開け放つことで、玄関ホール、和室、LDKが全てつながった大空間に感じられるように考えました
さらに掃き出し窓を開ければ、庭とのつながりもより強く感じられますよ
ふむ、これはまぁ少し面白い提案かもしれないですね
POINT⑥ パントリーが小さい
延床面積を抑えた反動だと思いますが・・・
ぼくらが希望していたウォークインできる広いパントリーではなく、壁付収納タイプのパントリーが計画されていました。
これは修正して欲しい・・・大きなパントリーは必須です
POINT⑦ リビングは勾配天井
今回の間取り、1階よりも2階が小さい計画になってます。
ちょうどリビングの真上が、2階が乗っていない場所です。
そこで、リビング部分は勾配天井としてはどうでしょうか?
確かに、リビングを屋根なりの勾配天井とすれば、高さが出て開放感が出ますね。素敵です。
ちなみに、吹き抜けにすることもできるんですか?
多少のコストアップになってしまいますが、できますよ
ツリーハウジングでは、下屋+勾配天井よりも、総2階+吹き抜けにする方が費用がかかるそうです。
これは住宅会社によって違うと思います
POINT⑧ プライベートな庭
1階のLDKと和室で囲われたこの部分、プライベート感のある庭として活用できます
外構で塀をつくる必要がありますが、もともとある高低差も利用できるので、あまりコストはかからないと思います
確かに、この位置なら憧れの「庭でBBQ」も夢じゃなさそうです。家本体で隠れているので、東側の隣家には迷惑がかからなそう。南北は道路、西は公園なので隣の隣家まで距離がありますし。
そこ以外にも南部分には広めの庭があるので、しらたまの遊びスペースには困らなそうですね。
あ”ー
POINT⑨ 2階がトリッキー
2階は最初、最低限の壁だけをつくり、必要に応じてリフォームするように設計しました
最初は10畳近い西側の寝室で家族全員で寝る。
広いホール部分は家族の共用スペースとして自由に使う。
子供部屋が必要なったらリフォーム。
寝室を子供部屋2つに分割し、ホール部分を主寝室に変更。
と、柔軟に間仕切りを変更できる間取りプランです。
こういう可変性がある間取りを自分で要望しといてアレですが、いざ目にするとやっぱりトリッキーですねw
内容は悪くないし、契約はする。でも提案は微妙かも
ところどころ「これは微妙じゃ?」という点はありましたが、概ね内容は悪くないと感じました
その他の条件面を考えても申し分ないですし、ツリーハウジングと契約する方向で動いています(本記事執筆時点で申込は完了してますが、契約はまだです)。
ただ・・・提案は微妙だったなぁ・・・街家工房の提案・・・良かったなぁ・・・
図面が平面図(間取り図)のみだったってのがどうもね。
まとめ:実はこのプラン、却下になります笑
ツリーハウジングの1stプラン
- 床面積が抑えめで予算内
- 平面図のみの提案は微妙
- 駐車場はあえて1台だけ
- LとDを分離した間取り
- 和室は面白いかも?
- パントリーが小さい
- リビングは勾配天井
- プライベートな庭
- 2階がトリッキー
ツリーハウジングのファーストプランはこんな感じでした
提案時の様子からも、かなり考えてつくってくれたことが伝わってきました。
微妙なところも多々ありますが、ぼくらのために一生懸命やってくれて嬉しかったです。
が、実はこのプラン・・・
後に却下して、ゼロから再設計することになります。
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再設計までの話はこれから徐々に語っていく予定です。乞うご期待。