

Rank Trackerは超絶優秀な検索順位チェックツール。ブログに必須の神アイテムです。

だけどRank Trackerみたいな専門的なツールは最初の設定が激ムズ。初心者の方はそこで躓いて、使うの諦めがちです。
でも今回は大量の画像を使って解説します。
初心者の方でも簡単にRank Trackerを使い始めることができるはず。
Rank Trackerを使わないと損、というかライバルに差をつけられてしまいます。ぜひこの記事を見てRank Trackerの導入に挑戦してください。

Rank Trackerの使い方:導入編
まずは超基礎。
最初にRank Trackerを導入する方法からです。

Rank Trackerの導入
- ダウンロード
- ライセンス購入
- インストール
Step1 ダウンロード
上記のリンクから、Rank Trackerの公式サイトへ飛びます。
ここでいきなり、注意点。
普通に登録を進めるとRank Tracker以外の余分なソフトも入ってしまいます。
メニューから「Rank Tracker」をクリックして、下記の画面を開いてください。
ここで名前とメールアドレスを入力し、「Rank Trackerをダウンロードする」をクリックします。
すると下の画面に切り替わるので、緑の「ダウンロード」ボタンをクリック。
するとインストーラー(ソフトをインストールする用のファイル)がダウンロードされます。

Step2 ライセンス購入
有料機能を使うにはライセンスが必要です。
ライセンスキーが送られるまで時間がかかることもあるので、インストールは後にして、まず先にライセンス購入を行います。
さっきインストーラーをダウンロードしたページの下の、「プロフェッショナル版」の「アップグレード」リンクをクリックします。
次に支払い方法を選択します。
色々使えますが、クレジットカードかPaypalがオススメ。
必要事項を入力したら「ご注文を確定する」ボタンをクリックしてください。無事に支払いが終わると完了画面が表示されます。
その後、先ほど登録したメールアドレス宛に「Your Rank Tracker Professional license」というタイトルのメールが届きます。少し時間がかかることもあるので、大人しく待ちましょう。
そのメールに記載されている
ライセンス情報
- Registered By
- Registration key
これらの情報が有料機能を使うために必須のコードです。これを受け取った段階で購入完了。

Step3 インストール
ライセンス購入が終わったら、次はいよいよインストール作業! パソコン上でRank Trackerを使える状態にします。
この辺からWindowsとMacとで微妙に画面が違ったりしますが、ほぼ一緒です(今回はWindows版で説明してます)。
先ほどダウンロードしたインストーラーをダブルクリック。最初に言語を聞かれるので、「Japanese(日本語)」を選びましょう。
インストーラーが起動したかと思います。
「次へ」を押し、ライセンス契約書を確認して「同意する」をクリック。
次にインストールするソフトを聞かれます。
今回はRank Trackerだけでいいので、その他のソフトのチェックは外して「次へ」。
次はインストールする場所。
特にこだわりが無ければ、何もせず「インストール」をクリックしてください。
ここまでやるとインストールが始まります。
終わると下の画面が表示されるので、「完了」をクリック。

ただしこのままだと全く使えません。
次の初期設定に進んでください。
RankTrackerの使い方:初期設定編
Rank Trackerのインストールが終わったら、次は初期設定。
この設定をすることで、Rank Trackerがちゃんと望む形で動くようになります。

初期設定は6つのステップで行います。
Rank Trackerの初期設定
- URL登録
- 検索エンジン指定
- ライセンスを認証
- Google広告と連携
- Search Consoleと連携
- Googleアナリティクスと連携
Step1 URL登録
Rank Trackerを初めて起動すると、エンタープライズ版の無料体験案内が出ることがあります。
無視してOK。
「必要ありません」をクリックしてください。
次に検索順位を計測するサイトのURLを聞かれます。
順位を調べたい、あなたのブログや特化サイトのURLを入力して「次へ」を押します。
続いて、これらの画面が連続で表示されます。
- Googleアナリティクスとの連携
- Search Consoleとの連携
- キーワードの登録
ここで設定することもできますが、後でまとめてやった方が効率がいいです。2回連続でそのまま「次へ」をクリックしてください。
Step2 検索エンジン指定
次に表示されるのが検索エンジンの設定画面。どの検索エンジンで順位を計測するかを選びます。
最初はアメリカのGoogleとYahooが選択されてます。ここは日本なので、変更が必要です。
「さらに検索エンジンを追加する」をクリックしてください。
右側の検索窓に「Japan」と入力します。
出てきたこいつらを「+」ボタンを押して追加してください。
追加する検索エンジン
- Google.co.jp
- Google.co.jp (Mobile)
- Bing JP
- Yahoo.co.jp
BingとYahooは計測しなくても別に大丈夫。
好みで決めてOKです。
いらなければ追加しないでください。
アメリカ版はいらないので削除します。
USAのGoogleとYahooの「×」ボタンをクリックしてください。
注意メッセージが表示されるかもですが、無視して「はい」でOK。
最終的にこんな状態になるので、「完了」を押してください。
ランクトラッカーのメイン画面が表示されます。
Step3 ライセンス認証
「ヘルプ」メニューの「情報を登録」をクリックします。
ライセンスの登録ウィンドウが表示されるはず。
ここに、メールで送られてきた情報を入力し、「OK」を押してください。
メールで送られてきた情報
- 登録者:Registered By
- 登録キー:Registration key
Step4 Google広告と連携
次にGoogle広告と連携します。
これをやることで、キーワードごとの月間平均検索ボリュームの入手が可能。
どのくらいアクセスが来るかの目安になるので、必ず設定しましょう。
「環境設定」メニューの「SEO/PPCデータ」をクリックします。
「国」のプルダウンメニューを開き、「Japan」で検索。
出てきた「Japan」を選びます。
ここでは「OK」せずに次に進みます。
Step5 Search Consoleと連携
次はSearch Consoleとの連携を行います。
これをやることで、Googleから正しい順位データや検索結果画面でのクリック率を受け取ることができます。
左のメニューから「Google検索コンソールの設定」をクリックします。出てきた画面で「アカウントに接続」を押してください。
Googleのログイン画面が出てくるので、ログインしてください。
その後、連携の承認画面が出るので「許可」をクリックします。
するとSearch Console上のどのプロパティと連携するか選択する画面が表示されます。対象のブログ・Webサイトを選んで「OK」を押せば連携完了です。
ここでもOKを押さずに次のステップに進んでください。
Step6 Googleアナリティクスと連携
次はGoogleアナリティクスとの連携を行います。
これをやることで、キーワードごとの直帰率やセッション数などを取得できます。
左のメニューから「Google Analyticsの設定」をクリックします。出てきた画面の「クリックしてアカウント設定の入力を行います」をクリックしてください。
Search Consoleの時と同様にGoogleのログイン画面が出ますので、再度ログインします。するとここも同じように承認画面が出るので「許可」をクリックします。
アカウント等の設定をする画面が出ます。
連携したいアカウント・プロパティ・表示(ビュー)を選択し、「OK」をクリックしてください
あとは、右下の「OK」を押せば初期設定はすべて完了です。

RankTrackerの使い方:検索順位取得編
初期設定も終わったので、いよいよ検索順位を調べていきます。
順位を調べたいキーワードが少ない場合は、追加ボタンから1つずつ入力すればOKです。
通常時はこれでいいんですけど、最初は一気にたくさんのキーワードを入れる人が多いと思います。
ですので、ここでは
- たくさんのキーワードを
- しかもタグをつけて
- 一気に登録する
こんな方法をお伝えします。
Rank Trackerで検索順位取得
- キーワードリストの作成
- 文字コード変換
- インポート
- スケジュール登録
Step1 キーワードリストの作成
順位を計測したいキーワードを一覧化します

Windowsで、Excel 2016以降がインストールされている方は必ずエクセルで作業してください。
Macの方は、基本的にスプレッドシートで作業するのが無難です。
- | Windows | Mac |
---|---|---|
Excel 2016以降 がある |
エクセル | 好きな方 |
Excel 2016以降 がない |
好きな方 | スプレッドシート |
スプレッドシートの例を公開しています。
参考にしてください。
- A列:キーワードを入れる
- B列:タグを入れる
キーワードの入力
キーワードは自由に入れてOKです。
ただしスペースは半角スペースにすると良いかと思います。
Rank Trackerのプロフェッショナル版はキーワード数無制限。調べたいキーワードは全部入れましょう。
最近表示されてるキーワードをSearch Consoleからダウンロードして全部入れてもいいと思います。
タグの入力
タグは「そのキーワードがどんなキーワードなのか?」の情報を簡潔に入れましょう。
タグを入れることで、どの情報で順位が上昇しているかを一目で確認できるようになります。
ぼくの場合は「革靴」「SEO」など、ざっくりしたカテゴリ情報を入れてます。
CSVとして保存
リストが完成したら、CSVとして保存します。
【Excel 2016以降を使った場合】
エクセルの「ファイル」メニューから「名前をつけて保存」をクリックします。
その後、以下の形式で保存してください。
ファイル形式 | CSV UTF-8(コンマ区切り)(.csv) |
---|---|
ファイル名 | 好きな名前をつける |
【Excel 2016より前を使った場合】
「名前をつけて保存」から、「ファイルの種類」を「CSV(カンマ区切り)」を選んで保存します。
【スプレッドシートを使った場合】
「ファイル」メニューから、「ダウンロード」内の「カンマ区切りの値(.csv、現在のシート)」を選んで保存する
Step2 文字コード変換
このステップは必要な人と、そうでない人がいます。
先ほどのキーワードリストの作り方に応じて、必要なら対応してください。
- | Windows | Mac |
---|---|---|
Excel 2016以降で作成 | 不要 | 不要 |
Excel 2016より前で作成 | 必要 | 必要 |
スプレッドシートで作成 | 必要 | 不要 |
Windowsの方
つくったリストを右クリックし、「プログラムから開く」の中の「メモ帳」を選んで開きます。
次にメモ帳の「ファイル」メニューから「名前をつけて保存」をクリックし、以下の設定でファイルを保存します。
ファイルの種類 | すべてのファイル(*.*) |
---|---|
ファイル名 | 新しく名前をつける |
文字コード | UTF-8 |
Macの場合
保存したCSVファイルを右クリックし「このアプリケーションで開く」から「テキストエディット」を選ぶ
ファイルが開いたら以下の順番でキーボードを押します。
- command + shift + S の同時押しでファイル複製
- command + S の同時押しで保存画面を開く
保存画面が出ます。
次の設定で保存してください。
名前 | 任意の名前に「.csv」を付けた名前 |
---|---|
標準テキストの エンコーディング |
Unicode(UTF-8) |
Step3 インポート
キーワードリストができたら、それをRank Trackerに取り込みます。
Rank Trackerの「ファイル」メニューにある「インポート」から「キーワード」をクリック。
出てきた画面で「…」を押し、さきほど作成&文字コード変換したキーワードリストを選択して読み込んでください。
作成したファイルの内容が表示されるはず。
このままだと、一番上の「キーワード」「タグ」って見出しの部分も取り込まれてしまいます。
そこで「インポートを開始する行」を「2」に増やしてから、「次へ」をクリック。
キーワードとタグがそれぞれ対になっているのがわかるはず。
問題なさそうなら「次へ」をクリック。
さらに日付が表示されます。そのまま「次へ」をクリック。
最終的な確認が表示されます。
すべてのキーワードを追加するならそのまま「完了」をクリックで終了です。
Step4 スケジュール登録
順位を自動でチェックしてくれるよう、スケジュール登録すると便利です。
「環境設定」メニューの「Scheduled Tasks & Alerts」をクリックします。
「追加する」をクリックし、「検索エンジンのランキングを確認」が選ばれている状態で「次へ」。
対象のプロジェクト(サイト・ブログ)が選ばれている状態で「次へ」をクリック
頻度と実行時間を決めます。
下記の設定にしたうえで、すべてのチェックボックスにチェックが入っていることを確認して「次へ」。
オススメの設定
- 定期的に実行:毎日
- 開始時間:3:00
- 開始日:明日の日付
- 毎1曜日
検索順位が大きく変動したらアラートを受けられます。必要な方だけ設定してください。

いらない人は「次へ」。
わかりやすい名前をつけます。
自分がわかれば何でもいいです。
記入したら「完了」を押します。
これで翌日の深夜3時から、自動的に順位チェックが始まります。
注意:Rank Trackerは起動しっぱなし
このスケジュール登録、便利なんですがRank Trackerが起動していないと計測してくれません。

パソコンを再起動したときなど、Rank Trackerを起動し忘れないよう注意してくださいね。
Step5 (おまけ) 順位計測

順位を計測したいキーワードをすべて選択。
下記のショートカットキーが便利です。
便利なショートカットキー
- Windows:Ctrl + A
- Mac:command + A
選択出来たら計測ボタンを押し、「OK」をクリックします。
順位計測が始まります。
キーワードが多い場合は数時間かかる場合もあるので注意してください。
RankTrackerの使い方:応用編
ここまで解説し内容をやれば、
- 毎日順位を計測する
- それを確認する
ってところまでは普通にできます。
これで十分使えますが、表示項目を増やすことでさらに便利に使えるのでオススメです。
Rank Trackerの表示項目変更
- 表示項目の選択
- 項目の並び替え
Step1 表示項目の選択
表示項目の編集ボタンを押して選択メニューを表示してください。
追加で以下の項目にチェックを入れましょう。
タグ | 自分で追加したタグ |
---|---|
注意 | 備考欄として使える。記事のリライト情報等を書き込むのに利用 |
開始日 | 計測を開始した日 |
Google.co.jp (Mobile) 差異 | スマホでの検索結果における、前回計測時からの順位変動幅 |
セッション | そのキーワードで獲得したセッション数 |
直帰率 | そのキーワードをクリックした後の直帰率 |
CTR | 検索結果におけるクリック率 |
ランキング平均 | 平均的な検索順位 |
Step2 項目の並び替え
項目を追加したら、自分が見やすいように項目を並び替えます。

オススメの並び順
- キーワード
- タグ
- 検索数
- Google.co.jp (Mobile) 日付を確認
- Google.co.jp (Mobile) Rank
- Google.co.jp (Mobile) 差異
- ランキングページ
- 可視性
- Google.co.jp Rank
- Yahoo.co.jp Rank
- Bing JP Rank
- セッション
- 直帰率
- CTR
- ランキング平均
- 開始日
- 注意
「画面に合わせて列を縮小する」のチェックを外し、最後に「OK」を押せば完了です。

まとめ:Rank Trackerを使いこなして検索上位をGETしよう
今回はRank Trackerの使い方を大量の画像を使って解説しました。
こういう専門的なツールって最初の設定が難しすぎなんですよね。
特に普段パソコンを使わない方だと、そこで躓いて使うのを諦めちゃうってのがありがちなパターンです。
でもRank Trackerはブログをやるなら必須のツール。
使わないと損、というか、使ってない時点でライバルに大きく差をつけられるようなものです。
今後、もっと詳しいRank Trackerの使い方も解説していきたいと思ってます。
