ぶっちゃけこれが回答なので、納得できる方はここから先は読まなくてOKです。納得できなかった方はもう少しお付き合いください。
ぼくは一部上場企業で働くプロのWebマーケター。特にSEOは大学時代からやってるので、もう10年以上の経験があります。
今回はこれまでの経験も踏まえて、「SEOに検索順位チェックが必要な理由」と「オススメのツール」について紹介したいと思います。
SEOやるなら検索順位チェックは必須!な2つの理由
冒頭でお伝えした通り、SEOでの集客を考えるなら検索順位のチェックは必須です。必ずやるようにしてください。
検索順位チェックが必要な理由
- サイト・記事改善に必要
- 競合分析などに必要
理由① サイト・記事改善に必要
SEOで検索順位を上げるためには、サイトとコンテンツの品質を高めていくしかありません。
≫ 【イラスト解説】検索エンジンの仕組みと順位が上がる理由まとめ
そのためには、常に記事を改善し続ける必要があります。
そして改善のためには、当然ですが「施策」とその「結果」をセットで分析しないといけませんよね。
- 施策:
いつ、どんなことを、どの記事に行ったか - 結果:
どのくらい検索順位が上がったか(下がったか)
こういったことを継続的に分析しなければ、安定して収益を得ることは絶対にできません。
施策内容は自分でメモを取っとくなりすればいいです。でも結果の分析は、検索順位を逐一チェックするしかありません。
理由② 競合分析などに必要
Googleの「コアアルゴリズムアップデート(アプデ)」をご存知でしょうか。
1年に3~4回ほど行われる、世のブロガーを阿鼻叫喚させる恐ろしいお祭りです。これに合わせて、検索順位の大変動が起きます。
この時、
- 自分のサイトの順位変化
- どんなサイトの順位が上がったか
- どんなサイトの順位が下がったか
こういった情報を分析することで、SEOで評価されるポイントの傾向を知ることができます。
この情報さえあれば、たとえ自分のサイトの順位が下がったとしても、次に向けて対策を取れますよね。
また普段からライバルサイトの順位をチェックしていれば、自分のサイトに何が足りないのかを分析し、改善につなげることもできます。
このように、アプデのタイミングを中心に競合を分析すれば、SEOに強いブログをつくることができるんです。
「検索順位チェック不要論」に反論
こういう「検索順位チェック不要論」を良く耳にします。これは嘘っぱちなので、無視してOKです。
不要論者たちの主な言い分は、大きく次の3つ。
- 質の高い記事さえ書けば問題ない
- 検索順位を知ること自体に意味が無い
- 検索結果はパーソナライズされてるから無意味
「質の高い記事さえ書けば問題ない」への反論
本当に質の高い記事を書けていますか?
書いた記事の質の高さを判断するのはユーザーです。その手前で判断するのがGoogle。
自分だけで記事の質を判断するのは不可能です。仮にやったとしても自己満足でしかなく、それこそ無意味。
自分が本当に「質の高い記事」をかけているのかを客観的に評価しなければなりません。そのための指標として、検索順位は最適です。
「検索順位を知ること自体に意味が無い」への反論
確かにここ数年でSEOは非常に高度化し、SEOを意識してメディアを運営すること自体を疑問視する声もあります。
ですから検索エンジンからの集客を狙わない人もいますし、確かにその場合は検索順位のチェックは不要です。
しかし検索エンジンからの集客が必要なら、話は別ですよね。
現在の順位を知らないと、改善活動すらできません。それじゃ、いつまでたっても検索順位は上がらず、読者を集めることもできません。
少しでもSEOで人を集めたいなら、検索順位の確認は必要です。
「検索結果はパーソナライズされてるから無意味」への反論
検索エンジンがパーソナライズされてるってのは、実は結構古い情報です。
2018年にGoogleのナヤック氏が下記のように言っています。
Right now, there is very little search personalization and what exists is focused on a user’s location or immediate context from a prior search.
現在、検索結果はほとんどパーソナライズされない。影響するのは、ユーザーが今いる場所と、直前のどんな内容を検索したかだけだ。
検索結果は現在、場所や直前の検索行動によって変動することはあるものの、他の要因ではほとんど変わりません。みんな同じ検索結果が表示されます。
従って、場所が極端に影響する情報(飲食店の場所とか)以外は、あまりパーソナライズを意識する必要は無いということです。
検索順位のチェック頻度:毎日がベスト
検索順位は毎日変動するので、出来れば毎日調べるのが良いです。
頻度が少ないと、どの施策でどの程度変化したかが読み取れなくなるため、可能な限り高頻度にチェックするようにしましょう。
検索順位チェックツールの導入タイミング
さすがに毎日検索順位を調べるとなると、人力でやるのは不可能ですよね。
ですから、自動でチェックしてくれるツールの導入が必須です。
このツールの導入ですが、サイトやブログを公開してから3か月目までを目途にすると良いですよ。
新しくサイトを公開してから、検索上位に表示されるようになるまで、だいたい3~6か月ほどかかります。
この時までを目安に導入すれば、十分にデータを貯められます。遅くとも半年以内に導入するのがオススメです。
ツールの選定ポイント
使う検索順位チェックツールを選ぶときは、最低でも下記4つの点に注目してください。
URL数 | 多いほど自分のサイトをたくさん分析できる。複数サイトの運用を行う可能背がある場合は特に重要。 |
---|---|
キーワード数 | 最重要。1記事当たり3キーワード程度は分析するため、1000キーワードほどは分析できるツールが望ましい。 |
分析可能な競合数 | 競合をより多く分析できるツールほど、より多くの情報が得られる。外部要因による順位変動の傾向分析に活用する。 |
スマホの検索順位取得 | 現在は大多数がスマホでWebを使うため、スマホに表示される検索順位はPCよりも重要になる。 |
無料ツールは使い物にならない
検索順位を自動で、しかも無料でチェックできるツールはこの2つくらいだと思います。
- | GRC (無料版) |
SEPROSCOPE |
---|---|---|
URL数 | 3 | 無制限 |
キーワード数 | 10 | 無制限 |
競合数 | 不可 | 不可 |
スマホ順位取得 | 不可 | 不可 |
SEPROSCOPEは使えなくはないですが、完全に英語のみなのと、競合分析もスマホ順位取得もできないのが厳しい。
オススメはRank Tracker
有料の検索順位チェックツールは結構種類があります。この辺が有名どころ。
有料の検索順位チェックツール
どれを使うかは正直、好みの問題が大きいです。
でも料金や機能の点から言って、個人ならRank Tracker一択だと思います。
Rank Trackerについては下記で解説しているので、参考にしてください。
まとめ:検索順位を毎日チェックして、上位を目指そう
検索順位チェックが必要な理由
- サイト・記事改善に必要
- 競合分析などに必要
こういった理由から、SEOで読者を集めたければ検索順位のチェックは必須です。
そのためには毎日自動でチェックしてくれる有料のツールを導入するのが確実。より良い記事を読者の方々にお届けするためにも、ぜひ積極的に有料の検索順位チェックツールの導入を検討してみてください。